第十五幕「偽物本物大捕物」

ストーリー

 丈瑠や流ノ介に出来る白刃取りが出来なかった千明は、皆を見返すため一人で白刃取りの稽古に励む。
 だがそんな所に外道衆が出現。千明は一人変身して戦うが、白刃取りに失敗し気絶してしまう。アヤカシ・ナリスマシは千明になりすまし、シンケンジャーの結束を崩そうとするのだった。

第一感想

 おお、特撮っぽい(またそんな頭の悪い感想を)!
 偽物が仲間の結束を崩そうと画策する、と言う王道ストーリーだった今回。シンケンジャーで一番の未熟者である千明ながら、それでも皆を裏切るような真似はしない! と皆が思っていた事が伝わってくるエピソードだった。
 ナリスマシのなりすましに一番に気がついたのが千明本人で、それを確信したのが丈瑠だった……と言うのも美味しいポイントだ。
 なりすましたのが、もしも流ノ介だったなら、あまりに普段通りすぎて逆に気がつかれなかったかも知れない(マテ)。
 以下感想。

まだまだ未熟者・千明

 白刃取りの稽古で、一人それが出来なかった千明。丈瑠も、そして流ノ介も出来るのに……。
 成長しているとはいえ、そう簡単に差が縮まる事も無く、まだまだな千明。一人で気に縄で竹刀をくくりつけ、白刃取りの稽古に励む千明の姿が微笑ましい。
 しかし皆に疑われて、やっぱりゲーセンに行っちゃう所がまだまだ未熟者だがw

今週の外道衆

 今週は、大きく外道衆サイドで話が動き始めた感があった。ある意味「日常編」とも言える二クールだが、その中でも、しっかりストーリーが動いているので油断がならない。

ナリスマシ

 今週のアヤカシ。相手そっくりになり済ます事の出来るアヤカシであるが、発言が微妙に西洋かぶれ(笑)。
 そのせいか、どうも自分の能力の使い方が下手くそだったアヤカシだった。シンケンレッドの前でシンケンレッドになったり、テンクウシンケンオーの目の前でテンクウシンケンオーになっても、意味無いから(笑)!

違いの分かる男、ドウコク

 ナリスマシが化けた薄皮太夫の三味線の音色を見事に聞き分けるドウコク。ドウコクを鎮める事の出来るたった一人が薄皮太夫であるだけに、ドウコク本人も、薄皮太夫に結構惚れこんでいる事が分かる。
 まあそうでないと、アヤカシ連中から蔑まれている薄皮太夫がドウコクの「女」として側にいれるはずもないか。いずれ女のアヤカシが出て来て、ドウコクと恋のさや当てとかしそうだなぁw

薄皮太夫と十臓

 賽の河原で倒れ伏せる十臓。完全に縛れないとは言え、やはりダメージは相当のもののようだ。そして、それを見下ろす薄皮太夫。以前、かばってもらった事を思い出して……。
 こ、これは修羅場の予感……! 「あんた達二人が、あちきの翼だ!」とか言ったら、多分、斬られる(ヲイ)。

ショドウフォンでメール

 ショドウフォン、ハイテク……! いや、携帯電話なんだから当たり前なのだけれどもw
 しかし変身アイテムで、電話で、メールも打てて……。と、携帯電話ってつくづく特撮に向いたアイテムだ。まあ、よくよく考えれば、秘密道具そのものなんだよな、携帯電話って。
 これは当分、携帯電話が変身アイテムとしては鉄板だろうなぁ。

千明の成長

 ナリスマシの正体を見抜き、罠にはめ、おまけに白刃取りを手足で成功!
 時代劇のようなチャンバラアクションが魅力のシンケンジャーだが、千明はそこからのイレギュラーが許されているキャラクターなだけに観ていて痛快だ。

次回は

 黒子さん達、大活躍な予感!?