『SDガンダム三国伝Brave Battle Warriors』第三十四話「黄昏、易京楼」

 以下感想。

張遼の心

 地獄の修羅と自称する呂布隊の一人でありながら、公孫瓚に誇りある最後を遂げさせてやりたいと、降伏を袁紹に進言し、その使者となった張遼
 しかし、地獄の修羅のそんな仏心が、自ら望み、公孫瓚に遂げさせやりたかった誇りある最後とはほど遠い結果に終わってしまった。
 いよいよ張遼の裏切りフラグも立ってきて、呂布隊の活躍もクライマックスに突入する予感。

部隊兵の涙

 民百姓のため、あえて降伏し、自らを差し出そうとする公孫瓚。そんな彼の前で涙し、床を殴りつける部隊兵達……。
 こんな風に、名も無き、まさに量産型の兵士達の無念を描く事が、この手の戦国乱世ものの醍醐味である。

黄昏、易京楼

 張遼の降伏進言を利用し、公孫瓚と部隊兵はおろか、易京楼の民ごと火矢を放ち、焼き尽くす袁紹
 炎で焼かれる易京楼は夜を照らし、まさに黄昏時のようだった。
 袁紹まさに外道! これが玉璽の暗黒面に魅入られたものの末路か。あるいは本人が元々持っていた素養だったのか。
 そのどちらにせよ、袁紹まさに外道