第二十七幕「入替人生」

ストーリー

 源太の屋台の近くで突如人々が動かなくなってしまう。それはアヤカシ・アベコンベに物と魂を入れ替えられてしまったせいだった。
 アベコンベに魂を入れ替えられてしまった丈瑠達。助かった千明とことはの二人は、アベコンベから魂を元に戻す方法を聞き出すため、一策を講じるのであった。

第一感想

 シンケンジャーが戦っている間も、ぴたっと固まったまま微動だにしない人々……。いやもうほんと、お疲れ様です(そっちかい)。
 あなた達のおかげで、アベコンベの怖さがよ〜く理解できました。
 以下感想。

道家の変化

 十臓がシンケンレッドに倒され、これでようやく太夫といい生活が……と思ったら、太夫も行方不明になっていましたとさ。あ、あれー!?
 ドウコクさぞや怒り狂ってるかと思いきや、案外それほどでもない様子。力を貯え、怒りの沸点がちょっとは高くなったのかも知れない。
 太夫太夫で、これからどうやって外道衆に戻るのか。はたまたもう戻らないのか……。ところでこの太夫の放浪は、そのうちワカメみたいに海岸に流れ着いた十臓との再会、および介抱フラグですね、分かります。
 そんな外道家に、シタリも見た事の無いアヤカシ・アベコンベが現れた事から今回の物語はスタート。

アベコンベ

 シタリも知らなかったアヤカシ・アベコンベ。「さるお方」に仕えていたアヤカシだそうで、今回は主が来る前の露払いであるらしい。
 その能力は、人間の魂を物と入れ替えてしまう事。
 物と入れ替わってしまったが最後、声も聞こえず動く事も出来ず。果ては、物としか扱われない事で、無意識に人殺しをさせると言う恐るべき外道である。
 能力だけ見ればシュール極まるものなのに、やっぱり外道は外道だった。

入れ替わった侍達

 アベコンベの能力で、シンケンジャーは千明とことは、年齢も実力も年少組を残して全員入れ替わってしまう。
 丈瑠は招き猫と入れ替わって招き殿に。茉子姐さんは扇風機と言われ替わる。源太は一人ナマモノ・寿司と入れ替わり、流ノ介はションベン小僧(笑)。ションベン小僧の大切な所を布で隠す黒子さんがナイスすぎるwww

恐怖の猫

 招き猫に続いて、寿司と入れ替わったナマモノ源太を狙う本物の猫登場ーwwwww
 最高すぎる(笑)。

年少組の戦い

 年齢も実力も年少組の二人。千明は口に実力が伴わず、ことはは実力に口が追い付いてない、と言った所か。
 そんな二人だが、千明はわざとふざけてことはの緊張を解いたり、ことはは千明の無茶な作戦をしっかりフォローするなど、侍として大きく成長している事が分かる。
 特に千明が、我が身をアベコンベと入れ替えてまでした事は重要な所だ。丈瑠達ならもっとスマートに事を進めたのだろうが、千明は千明らしいやり方で、文字通り体を張って人々を助ける侍へと成長を遂げていた。
 しかしまだまだ実力不足、モヂカラ不足で、ダイカイシンケンオーにはなれてもイカテンクウバスターは使わずじまい。成長は描いても、まだまだシビアに実力不足を見せる『シンケンジャー』なのだった。

新幹部登場

 こ、この声はベジータ……!?
 あー。そりゃ、あれだけやれば外道にも堕ちるよなあ、うん(作品が違ーう!)。

次回は

 外道衆新幹部登場ー! そして何か変なの出たー!