四十九日

 祖父の四十九日と言う事で、しばし実家に帰省。そこで母が、祖父の遺品を見せてくれた。
 祖父の、手描きの原稿を。
 わー。遺骨だの位牌だの墓石だのの、三〇〇倍ぐらい慎重に扱うべき代物が出てきたーッ!?
 とりあえず、黙って元あった箱の中に戻しておく事に。何というか、孫として、きっと見て見ぬフリするのが正しい選択だったと、自分は今でも信じてる。