第十三幕「重泣声」
ストーリー
茉子が食材を買いに出かけた先で外道衆が現れる。アヤカシ・ナキナキテは、自分の分身=白鬼子と子どもを入れ替え、親達に自分の子どもと思いこませていた。
ナキナキテと戦うシンケンジャーだったが、丈瑠、流ノ介、千明の三人はナキナキテのもう一つの分身=赤鬼子に抱きつかれ、戦闘不能になってしまう!
第一感想
シンケンジャー女子組のいい話でした。
茉子姐さんが包丁片手に笑顔で凄く不吉かつコミカルなエピソードになると思ったら意外や意外。蓋を開ければ、茉子姐さんとことはの二人を描いた良エピソードと相成りました。
と言うか、外道衆に絶対殺されるわけにいかない丈瑠が身内の料理でぶっ倒れてるのは大丈夫なのでしょうか(笑)?
以下感想。
涙の男子、笑顔の女子
『涙の種、笑顔の花』的雰囲気でお読み下さい(笑)。
茉子が久しぶりに料理を作るとあって、かつて悲劇を体験した流ノ介から丈瑠、千明までまさに是涙目。もはや外道衆との決戦レベルの渋面である。
一方、料理を作る茉子姐さんはもとより、茉子姐さんを姉のように慕うことはも満面の笑顔。
あのことはさん。茉子姐さんの笑顔に惹かれるのは分かりますが、顔よりも手元を見てもらえませんか。玉ねぎが! 玉ねぎが皮もむかずに! ちょっと茉子姐さん、天元突破しすぎですよ!
まさにこれぞ、シンケンジャー最大の危機……!
外道衆の今後の方針
はらわた煮えくり返る思いのドウコク。現在、ドウコクは以前のように人間の世界に気軽に出撃できる体では無いらしい。
ドウコクが戦えない上、シンケンレッド=丈瑠が封印の文字を使えないとなれば、その前に三途の川を増水させ、人間の世界を飲み込んでしまえばいい。つまりは、これまで通り、と言う事に相成った。
十臓の件もあるが、何より手持ちのアヤカシどもも、封印の文字の件を知れば裏切る可能性もある。何せ三途の川から生まれた根なし草のアヤカシを縛る忌々しい存在が、ドウコクその人なのだから。
外道衆が外道たる所以とも言える凶悪なアヤカシどもであるが、それだけに、ドウコクに牙を剥く可能性もある、と言うわけか。
姐さんの包容
駄目な奴を見たらギュッしてあげたくなる茉子姐さん。そんな姐さんの「ギュッ」に、ことははすっかり陥とされてしまったようだ。
「茉子は私の嫁」(意訳)とまで言うことは。何と言うか、男前である。と言うか、これはまさに「恋は盲目」状態か……!
ナキナキテ
今回登場したアヤカシ・ナキナキテ。
自分の分身である白鬼子と赤鬼子を使い、人々とシンケンジャーを苦しめた凶悪なアヤカシだった。
白鬼子を子どもと入れ替え、親達に自分の子どもと思いこませる事で子どもを苦しめる。赤鬼子をシンケンジャーに抱きつかせ、戦闘不能にする。分身は攻撃してもダメージを追うと、どこまでも外道なアヤカシである。
デザインも、白鬼子に無数の赤鬼子が抱きついていると言うインパクトのあるものだが、何よりインパクトに溢れていたのは分身を取り出す場所。おまッその場所は一歩間違えれば通報ものだよ(ヲイ)!?
亀さんとお猿さん
お、折神つながりの着ぐるみwwwwww
子供の扱いが上手いのは、さすが保育園で働いていただけの事はある茉子姐さん。
やはりあれも、黒子さん達が用意したものなのだろうか。料理と言い子どもの保護と言い、黒子の皆様、本当にお疲れ様です。
茉子の夢
茉子姐さんが「将来の夢は普通のお嫁さん。普通のお母さん」と語り、子どもへの愛情も溢れているのに、家庭的な事がダメな理由がついに明らかに。
子どもの頃から侍としての稽古に明け暮れていた姐さんは、普通の女の子のように遊ぶ事など出来なかった。いつしかそれが、「普通のお嫁さん。お母さん」と言う夢につながっていったのだろう。
茉子姐さんの、涙無しには語る事も聞く事も出来ぬ過去話であった。姐さん、貴女って人は……! と、朝から目頭を熱くさせらた。
でも、あの「ギュッ」の後の放置っぷりは、きっと持って生まれたものに違いない(ヲイ)。
ことはの包容
傷を、弱さを押し隠し、笑顔を見せる茉子姐さんを、ことはが抱きしめる!
凄く……凄くいいシーンだったのに、「ことはがついに攻めに!」と、ぐわっ! と目を見開いた自分をぶって下さい。
モヂカラ合体
男三人が戦えないため、茉子姐さんとことはが今回は出ずっぱり!
二人のモヂカラを合わせ、新たな力を生み出す! 茉子姐さんが「風」、ことはが「山」で、「嵐」の文字を書き、さらに二人も協力技でナキナキテを両断!
合体モヂカラ、と言うのも、いろいろバリエーションがありそうな技。今後のモヂカラが楽しみだ。
ナキナキテに侍武装!
先週に引き続き、今週も流ノ介がやってくれました(笑)。
せっかくダイテンクウに合体したのに、わざわざナキナキテに侍武装! って単に重りになっただけなんですけどwwwww
しかしそこが流さん! そんな斜め上の発想に痺れる憧れるぅ!
志葉家一八代当主の最後
にんじんが……にんじんが殿の命を……ッッッ。