『獣拳戦隊ゲキレンジャー』修行その23「グレグレ!スケ番キャプテン」(DVD『獣拳戦隊ゲキレンジャー』Vol.6)

 四人目の拳士を向かえる事になり、新しく生まれ変わるゲキレンジャーのキャプテンを務める事になったラン。しかしジャンとレツは彼女の言う事を聞こうとしない。
 そんな時現れた臨獣拳士・臨獣ポーキュパイン拳マーラシヤのリンギを受け、真面目なランからグレグレのスケ番に変化してしまう!




 未視聴『ゲキレン』感想。DVD第六巻分。
 DVD六巻は特に見るところが多かったエピソード、デザインギャラリーの裏話揃いでした。
 エピソードでは、

  • スーパーゲキレッドと理央の因縁の明確化。
  • ロン、ゴウなどの新拳士の登場。
  • タブーの広川太一郎氏のアドリブがステキすぎるwwwww

など。
 デザインギャラリーにおいては、

  • マクに顔が三つついているのは、一人でトライアングルを体現しているため
  • マクのイキギモは、生の臓器と言えばおどろおどろしいが実は要するにクマノイ(クマの胆嚢に胆汁が入ったまま乾燥させたもの、漢方薬)。

など、マク関連が特に目を引きました。
 特にマクの一人トライアングルは目から鱗。獣拳共通のトライアングルと言う境地を一人で体現しているからこその「最強」。マクの強さにさらなる説得力を感じました。




 本編感想。
 脚本を担当した荒川稔久氏はアイドル話とか萌えアニソンの作詞とか色々伝説を作っている人ですが、まさか美希(伊藤かずえさん)の不良話で来るとは! 伊藤さんが出演した作品のオマージュになっていますが、そんな作品メイン視聴層であるお子様の誰が知っていると言うんだwwwww
 そんな弾けた発想の『ゲキレン』も大好きだ!
 ランのグレグレ姿のセーラー服、長いスカート。ゲキハンマーをヨーヨーの如く振り回して会社のガラスを割りまわる(オザキ!?)。どこから用意したのか小一時間問い詰めたくなるバイクでディスコ?(クラブ?)へ。
 もはやこの時点でお子様置いてきぼりなのに、美希のドラムスティック二刀流やら「心」書き取りやら、大人ですら置いてきぼりですよ! もう色々な意味で凄いとしか言いようがない。
 ランをこんなにしたリンリンシー、マーラシヤのリンギはツボの複合的な刺激によって性格を豹変させるもの。しかしあっさりとマスター・シャーフーが「元に戻すのは不可能」とか言い出されて、その、あれです、困る(笑)。
 されど巨大戦でマーラシヤのリンギをグレグレ時代のハンマーさばきで防ぐなど、「暮らしの中に修行あり」を地で行くラン。ヤンキーの中にも修行ありですが、その迫力は今後もっぱらキャプテンとしてメンバーを引っ張っていく時に使われます(苦笑)。




 今回の白眉は、ミシェル・ペングの「いわゆるツンドラ系?」。凍るよ! どこまで言ってもデレが来ないよ!