『灼眼のシャナII』第13話「収束、そして兆し」
突如現れたフィレスに怯えた悠二は咄嗟に封絶を展開してしまう。その炎の色、銀に反応したマージョリーがトーガを纏い暴走してしまう。フィレスとマージョリーの二人に対し、シャナとヴィルヘルミナの二人が相対する。
フィレスとマージョリー、それぞれ名うての紅世の王とフレイムヘイズが極東の高校を舞台に大暴れ!
フィレスは悠二の中の零時迷子を。マージョリーは悠二が展開してしまった炎の色、銀に反応し、マルコの制止も聞かず暴走する。フィレスをシャナが、ヴィルヘルミナをマージョリーを担当し、事態を収拾するため戦う事に。
異能の力を振るう紅世の王とフレイムヘイズの戦闘に巻き込まれてたまったものじゃないのが舞台となった清秋祭中の生徒達。ずっと後ろで流れ続けている悲鳴、無残に破壊される校舎、封絶内部で戦闘に巻き込まれて声も無く死んでいく生徒達。巻き込まれた生徒達の中には、真竹の姿も……。
異能の戦闘の中にあって、実は一番注目して見るところが一般人である佐藤と田中、そして吉田さん。
真竹が戦闘に巻き込まれて死んだのを見て取り乱す田中を必死で止め、シャナとヴィルヘルミナに止められたマージョリー達に事態の中心にあった悠二を冷静に指摘して見せる佐藤。しかし、その心中は「悠二ばかりあっち(この世の本当の事)側」にいる事に対して穏やかではいられない。
吉田さんが悠二に「追いつきます」と言って遠い距離を感じても諦めないように、佐藤もそうやって頭を使って少しでもあっち側に近づこうと努力している。
しかし無事だった真竹に抱きついて涙すると、今回の事件でマージョリーに対して佐藤は田中は距離を感じ始めるきっかけになりそうだ。
こうやって近づこうとする者、距離を感じる者と、はっきりと分かれてきた。三人はこれから距離をどう扱っていくのか……とある意味悠二サイドよりも興味がある。
取り押さえられたフィレスとマージョリーから、零時迷子についての過去と現在と未来が語られる。
零時迷子が悠二の中に無作為転移してくる前、フレイムヘイズの殺し屋“壊刃”サブラクに狙われたヨーハンとフィレス。しかし二人は敗北してしまい、フィレスはヨーハンを助けるために零時迷子の中にヨーハンを収めて無作為転移させた。
しかし銀の炎が出てくるなんて現状は、異常でしかない。それはサブラクに打ち込まれた謎の自在式に関係があるのかもしれない。
よって、マージョリーの手によって零時迷子が調べられる事になる。
この辺りは先行している原作ですでに語られた事でありますが、アニメではどこまでやるのだろうか。史菜の事もあるので、過去編と合わせて意外と第三期まで延長するかも……?