『獣拳戦隊ゲキレンジャー』修行その15「ホワホワ!ママ業」

 ルーツのリンギ「鼓動戻し」により、子どもと赤ちゃんに戻ってしまったジャンとレツ。二人の鼓動を取り戻すため、ランはランママとしてママ業に挑む。
 その頃、メレは理央とカタとの師弟関係をどうにかするため、海の拳魔復活に乗り出すが……。



 ラン、スカートが危ないっ(開口一番それ?)!
 とにかく今回はママ業に励むランがよかった! 
 そしてちびジャンが変身してちびレッドになった事がさらによかった! って言うか、ホントに変身させちゃった! と言う所にスタッフの方々のやる気を大いに感じられました。
 あれはやっぱり、ちびジャン役の子が入ってるのかな?



 ちびジャンの奔放さはもとより、いつもはクールな赤ちゃんレツにお漏らしさせたりするのはお約束。
 文明社会に飛び込んで、しっかり宝物を集めているジャン。
 鳥の雛を助けているところなんか観ると、ジャンは捨てられている仔猫とかくわえて拾ってきそうなタイプですね(笑)。




 しかし赤ちゃんレツが大人に戻る→全裸→「滾れ、獣の力!」→股間と言うコンボにはやられました。
 獣の力って?! 何が滾ってるの!? と別の意味でドキドキ(ヲイ)。
 


 後はあれです。母母打って、あれはまさか北斗神(ry……?
 



 憎しみの力で復讐戦に挑むルーツ。ラスカの剣を持って、それに依存すると言う戦隊シリーズでも類を見ない危ないキャラでした。三話しか登場しないキャラクターのこの個性は非常に贅沢。
 鳥の雛を巣ごと踏み潰すところなんて、地味に臨獣拳が「邪悪」な拳法だと言う事を強調していて恐怖。
 声を担当している松野太紀氏の巧さも光ってました。
 ところでなんでルーツが「鼓動戻し」なんて妙なリンギを使用できるのかと言えば、やはり「亀は千年、鶴は万年」から来てるんでしょうか?
 


 一方の臨獣殿では、相変わらず理央とカタの死闘修行が継続中。
 生活感溢れる激獣拳側と比べればいかにもぬるいと批判を受けそうですが、むしろ同じような修行を連続で見せても面白くも無いと言う事で、もはや比べる事自体ナンセンスなのではないかと。
 日常としての修行、非日常としての修行の対比が、『ゲキレンジャー』の魅力だと勝手に思ってます。
 閑話休題
 理央とカタとの師弟関係が気に入らないメレは、他の拳魔を甦らせる事で理央の気を引こうとするも、拳魔の腕輪から声は聞こえず、バエには目論みをあっさり看破され、ますます気に食わない事に。
 て言うか、この時の拗ねメレが異常にかわえええっ!!! 愛の力で深海だって何のその。結界も解除! もはやメレに死角無しかッ!



 ついに復活した二人目の拳魔、臨獣ジェリー拳のラゲク。拳魔唯一の女性と言うだけあって、カタ以上に一癖も二癖もあるようです。
 最初ジェリー拳って聞いた時、『トムとジェリー』を思い出しちゃったのはここだけの秘密。 




 次回はまさかのメレ対マスター・シャーフー!?
 拳聖、拳魔そろい踏みの中で、海の拳魔ラゲクの魔手が理央に迫る!