小太刀右京『マクロスF フロンティア・メモリーズ』
マクロスF フロンティア・メモリーズ (角川スニーカー文庫)
- 作者: 小太刀 右京,氷堂涼二
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/09/30
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 44回
- この商品を含むブログ (13件) を見る
相変わらず、小太刀右京が書く『マクロスF』ノベライズはクオリティが高いぜ……!
『ザ・スニーカー』や『マクロスF』誌上で掲載されていた短編に描き下ろしがプラスされた一冊。
自分は特にカップリングにこだわりがあるわけではないが、そんな自分をブレランに転がしてくれそうになった「ミュートスノート・オルゴール」が、最もツボにハマったストーリーだった。この短編はブレランは元より、アイ君にも萌えるんだ……! 胸(?)を張るアイ君が萌え。
後、アルトの父親・嵐蔵とイサムが出会う、と言う衝撃の過去編もあるのだが、本当に衝撃的なのは、嵐蔵の歌舞伎に懸ける狂的なまでの想いである。こんなのを魅せられたら、反抗期真っ盛りの青いアルトでは歯が立たないのにも納得です。