高橋弥七郎『灼眼のシャナ(20)』

灼眼のシャナ〈20〉 (電撃文庫)

灼眼のシャナ〈20〉 (電撃文庫)

 いよいよ原作『シャナ』も二〇巻台に突入。
 表紙のシャナがまた凛々しい。作中でも評された通り、奥方様ことマティルダ・サントメールに勝るとも劣らぬ立ち姿。
 二〇巻では、ついに復活を果たした『祭礼の蛇』の掲げる大命が明らかに。それに伴い、フレイムヘイズ兵団が完全敗北。そして、フレイムヘイズ兵団の撤退戦が描かれる。
 フレイムヘイズの存在意義そのものを揺るがす大命の宣布に対し、それでもフレイムヘイズとして戦う事を決意するフレイムヘイズ兵団。
 兵団の中のなうての討ち手二名を損失しながらも、いよいよシリーズも最終決戦へ。最終決戦の地は、もちろんいつものあの街に。
 後書きでは次回は「最終章の前編」と書いてあったので、素直に受け取れば後二冊か……。素直に受け取らないと、中編を含めて三冊かw