20th sense.「超獣戯画!時にはケダモノのように…」

 勝手に出歩いた桃太郎は、電線に引っかかり感電し、最近の記憶を失ってしまう。それを拾ったのは、薫達の三人で……。
 一方、ザ・ハウンドとの強化訓練に出かけた皆本は、日本陸軍の実験施設を発見するのだった。

第一感想

 そろそろ四文字熟語風のサブタイトルが辛くなってきた様な気がする(笑)。
 いや、そんな事言うだけ野暮だし、今さらだと言うのも判ってはいるだけれども。
 今週は桃太郎がストーリーのメインに。しかし最後は、薫のオヤジ嗜好がいい所を持っていくのだったw
 以下感想。

桃太郎

 日本陸軍による実験の末生み出された改造エスパー(モモンガ)桃太郎。大好きなのはヒマワリの種。ちょっと歌は危ない(笑)。
 四コマのネタもちゃんと拾われていて、「いくら顔が良くても頭が悪い女は嫌」との事。ある意味暴言と言うか何と言うか(苦笑)。ちなみにこれに対し、薫は「顔が良くて頭が悪い女って最高じゃん!?」とか、これまた凄い事を言っている。さすが女王だ、何とも無いぜ(使い方違!)!

二人の教育係

 ザ・チルドレン育成アニメなこの作品だが、その教育係は皆本と兵部の二人である。
 当然教えるもの、拠って立つものが二人は正反対であり、皆本は「ノーマルのための論理」に。兵部は「エスパーのための論理」に拠って立っている。だからこそ桃太郎のような存在を巡って、チルドレンに非難されるような事を、皆本がして、望む事を兵部がやる。そういう事もある。
 しかし結局、皆本はきっちり社会のルールに従っているのに対し、兵部は個人的な、まさに私怨に基づく理屈で動いているに過ぎない。最後に拳銃を向けたのも、確実に皆本が正しい。しかし、結果として銃口を下げなければならなかった。
 どちらかが勝った、負けたの理屈ではないが、ここで勝ったような顔をしている兵部こそ、まさに子どもなのだなぁ、と思わされる。
 と言うか、キレるの早いな、この男ッ。

結局最後は

 薫のエロコメ展開希望が全部を持っていくのにはちょっとどうにかして欲しいけれど(笑)。

次回は

 アニメオリジナルで九具津がメイン! 原作ではまったく光る所が無かった九具津。ついに、アニメに舞台を移し光り輝く日がやって来る!?