GP-19「軍平ノホンネ」

 ゴーオンジャーの元にゴーオンウイングスから合同訓練の申し込みの手紙が届く。しかしゴーオンウイングスにも同様の手紙が。それは軍平がゴーオンジャーをプロとして鍛えたいがために送ったものだった。ところがゴーオンウイングスには相手にされず、そればかりかノコギリバンキとの戦いで足を彼らの引っ張ってしまってしまう。

第一感想

 現実には、ゴーオンジャーの一番人気は軍平ですっ!
 そりゃもう最初からみんなの心を鷲掴みですよ。炎神キャスト強奪事件から「かっこよすぎる」まで、『ゴーオンジャー』は軍平で保ってると言っても過言では……。
 …………(黙るな)?
 以下感想。

プロ/アマ対決の結末

 ゴーオンウイングスが登場して改めて浮き彫りになったのが、プロフェッショナルとアマチュアの違いだった。勢い任せで何の訓練も受けないまま戦ってきた「アマチュアゴーオンジャーと、訓練を受けた「プロフェッショナル」ゴーオンウイングス。
 このプロとしての意識と実力に反発してきたゴーオンジャーだったが、これに憧れた男が軍平だった。
 そも警察出身の軍平。ある意味いい加減なゴーオンジャーのやり方に今でこそ馴染んでいるが、最初は軍平も「プロ」としてゴーオンジャーに参加していた男。ゴーオンウイングスが眩しく映っても仕方が無い。
 だが今回、同期の範人、そして走輔の意識に触れる事で、軍平はこのプロ/アマ対決に答えを出した。それは「大事なのはプロでもアマでも無く、自ら飛び込む事」。
 両者の意識の違いなんか関係ない。人々を守るために後先考えず飛び込んでいく心を持つヒーロー――それが「無茶ナヤツラ」ゴーオンジャーなのだ。
 いやまぁ、肝心の相棒たるガンパードからも「飛び込みすぎだ」とか言われてたのには吹かざるを得ないが(苦笑)。
 ノコギリバンキが倒したビルから人々を助けて感謝される構図は、ゴーオンウイングスが初登場した時と実はシチュエーションが一緒。あの時ゴーオンジャーは何も出来なかったが、今回は違う。ロボ戦でも緩やかに共闘を果たして、ゴーオンジャーとゴーオンウイングスの対決はひとまずの終着を迎えたのかも知れない。

合同訓練

 軍平の言う事ももっともだ。いざと言う時のために訓練を重ねておくのは、悪い事ではない。それが例え、足を引っ張ってしまった軍平本人が言ってても(笑)。
 しかし合同訓練のための手紙は筆書きとは、意外と軍平もマメな男だ。とは言え、二回目の手紙に「ひろとくんへ」と書き始めるなど、ある意味恐ろしい事をさらりとやってのける。さすが軍平! そこに痺れる憧れるゥ!

マイベストヒーロー

 ケータイサイトのヒーロー人気投票。こういうのも、これまでゴーオンジャーの活動が人々に知られている一つの証左だろう。まぁ、ブンブン街中で、バンバン炎神で戦っているのだから、もう隠すも何もないんだろうけどwwww
 このケータイサイトで軍平=ゴーオンブラックが最下位になった事が、今週範人が頑張る理由になっている。視聴者の目からすれば軍平が最下位で走輔が一位なんてある意味で信じられない話なのだが(笑)、現実に考えれば確かに軍平タイプはうざったいしその熱さについていけない時もあるだろう。
 だがしかし、あえてこう言いたい。「軍平はそこがいいんじゃないかっ!」と。ウザくて熱くて勝手で勝手に人のもの盗んだりするけど、そこが軍平の軍平たる所以。イロモノじゃない軍平なんて、もはや軍平ではない(イロモノ言うな)!
 実は軍平もひそかにチェックしたらしいこのサイト。「ヒーローが自分の人気を気にする」……って、考えようによっちゃ凄い皮肉だけど(笑)。

大道芸人・範人

 同期の軍平の人気が最下位。でも頑張ってる(合同訓練はともかく、あのノコギリ訓練はフツーに危険だ)軍平には一位になって欲しい! 
 そんな範人、ノコギリバンキが自分より高いものをターゲットにすると言う習性を利用して、背の高い(公式)ピエロの格好をしてオトリになる事に。
 でもこれ、「背が高い」って言うか「足が長い」じゃね(笑)?
 器用で多才な範人のスキルを十二分に発揮して、子どもの人気からオトリ、はたまたアクションまで幅広くこなす姿はさすが範人。ゴーオンジャー一の器用さんだ。

ノコギリバンキ

 今週登場の蛮機獣ノコギリバンキ。
 弱点とも言えるノコギリのネジには何故か妙に納得した。ちゃんと締めとかないと危ないんだよなぁ。切れないし。
 それはともかく、戦闘能力も中々優れていたノゴギリバンキ。単にビルを切るだけではもったいない……ポクポクチーン! と言うわけで、ヒラメキメデスによってパーツを回収され、新たにパワーアップして復活を果たす!?

次回は

 来週の放送はお休み。ええっここで?! 
 次回は新たな炎神と炎神の王が登場!