『灼眼のシャナII』第7話「池速人、栄光の日」

 史菜の遊園地デビューのため、綿密な計画を立てる幹事役の池。しかし彼には密かな野望があった。今回の計画を成功させ、リーダーシップのとれる頼りになる男と言うところを吉田にアピールすると言うものだった。
 しかし、そんな時に限って物事は段取り通りに進まなくて……。




 遅ればせながら感想を。
 OVA灼眼のシャナSP』パート2、参上!
 池がこれでもかと言わんばかりにいぢりたおされていて、必死で笑いをこらえていました。池、あなたは面白すぎる!
 そも、史菜の存在自体が「計画」から程遠い人間なので、計画通り行くわけが無い。いきなり子供向けアトラクションの突撃に巻き込まれる。班分けしてそれぞれ楽しむ事にしたものの、ジェットコースターの時間待ちで失敗。巨大迷路で吉田さんへの想いをかけてひた走り、二人っきりで観覧車に乗ったら乗り物酔いでダウン……。
 池、お前は泣いていい。泣いていいんだ(笑)。
 吉田さんの「そんなにアイスクリーム食べたかったのかな」には吹いたwwwww




 シリーズが第二期に入って、三角関係だの四角関係だの、学園恋愛要素が増えて早くも脱落した人をちらほら見ますが、今回は池をいぢりたしたコメディの裏側でしっかりスタッフからのメッセージが発信されていたと思います。
 それはすなわち、「いい思い出は、いい段取りから生まれる」と言う事。
 全24話のエピソードの中で、まだ10話も消化していないのに見るのを止めるのはあまりに早計と言うもの。
 班分けで悠二と別れていてもあまり不機嫌にならないシャナや史菜の趣味嗜好はこれまで描かれていた事があったから理解できるもの。OPにはシリアスな池の告白シーンもあり。ゲームと言う遊びの中でさえ発揮されるフレイムヘイズの超人性と、それに惹かれる佐藤の心情が描き出されて、今後の展開においても見逃せない要素が多数。
 学園恋愛もコメディも、一つの要素。今後のエピソードで、今回の何でもない日常が裏切られる、あるいは活かされる展開がきっと用意されている、と勝手に邪推するのが視聴者のたしなみだと思って見た方が楽しめると思います。




 ……ところであの着ぐるみの中の人って、まさかあの人?