『仮面ライダーカブト』「第34話」

 今週の『カブト』は箇条書き形式で書いた方が個人的に分かりやすいのでそっちで書いていきます。

  • 這いつくばる二人

 ザビーの資格を剥奪され、ZECTからも追い出された影山。同じく、追い出され地獄を見た矢車との邂逅が何を生み出すのか。三島すら存在を知らないホッパーゼクターが物語でどんな役割を担うのか。加賀美父の差し金か、それとも別の組織なのか。
 謎は多いですが、とりあえず分かる事がただ一つ。
 彼らは、キャストオフもできない……(そこかよ)!

  • 悟った神代

「ショ・ミーン!」の幸せを物々交換で手に入れた小学生コスプレで学んだ神代。
 その幸せとは「食べ物に対する感謝」に「人への優しさ」。
 これからじいやと感動のディスカビル家再興物語が始まるところですが、あいにく神代の正体はスコルピオワーム。
 これからどんな運命が待ち構えているのか。ディスカリバーはやはり武器として継続か!?

  • ゼクターパラダイス

 天道家でわらわら踊るゼクターたち。本来ならZECT本部からジョウントで移動するところですが、本部には危なくておいて置けないと言う所でしょうか。
 しかし、可愛いなぁ、コイツラ。

 天道総司よ……。蓮華の前で格好つけるのはいいが、実質守ったのはガタックですからっ! 何食わぬ顔で助けちゃだめよ(ヲイ)!? 

  • 掴んだ未来

 爆破されたハイパーゼクター。しかし総司は未来で新たに作られ、時を越えてやってきたハイパーゼクターをその手に掴む。
 そして、ハイパーゼクターが映し出したひよりの描いた絵の映像から、やがて自分がハイパーゼクターを完璧に使いこなしひよりを助ける事を確信する。
 しかし、そもそも時間を自由に移動できるのならどうして両親が殺される直前に移動して両親を救わなかったのか、と言う話になる。
 そして時間移動してきたハイパーカブトは、どうして自分の前に姿を現さなかったのか、と言う疑問も生まれる。
 それは、実はハイパーカブトに変身している人間が総司では無く(例えば)新だからではないのか。すっかり忘れてたけど、最初カブトゼクターを呼び出そうとしていたし。


 さらにあまりに時間移動を何度繰り返しても「歴史の修復は不可能」、もしくは「修復できない」と言う可能性もあります。
 例えば時空の彼方に消えたひよりが「日下部総司と日下部ひより」の祖先になっていたら。歴史を変えてしまえば、守るべきひよりが歴史から消えてしまうと言うジレンマに陥るのでは。
 そのジレンマを変える事ができずに、総司はいつまでもずるずると時間移動して歴史を変えようともがいているのでは……。


 と、タイムパラドックスものにありがちな推測をぐだぐだ並べてみましたが、まぁ、「天の道を往き総てを司る男」が主人公なので、どうにかなったりするのでしょう。多分。


 次回は、元ザビー&シャドウ隊長の二人が、ダブルホッパーへと変身! わぁ、駄目一号&二号の完成だ!