『仮面ライダーカブト』「第27話」

 先週分感想なので伏せ&簡易版で。
以下感想。
 記憶を取り戻し大介との記憶を失ったゴンが記憶を取り戻し、ワームと組んだZECTの陰謀で殺人犯になった大介に会いに行こうとする話。
 ええっと、そこでゴンの記憶が戻ってきたら風のように去っていった大介の立つ瀬が無いような気が(笑)。
 まぁ、言うまでもなく『カブト』の重要なファクターは記憶なわけで。ワームは人間の記憶をその内部にすべて納めている故に人間本人に勝ちを見出さず殺害するし、総司の「おばあちゃん語録」もかつて「おばあちゃん」が話していた過去の記憶。ひよりの七年前の渋谷隕石の出来事、新の弟との思い出と、例を挙げればキリが無い。
 ならば一度その記憶を失い、失った状態で築いた記憶を無くし、それを思い出した(なんかややこしいですが)という記憶に関する状態は、ある意味避けて通れないものかも知れません。
 殺人犯にされた大介と、ついに発覚した財政難を救うべくバイトを始めた神代との遭遇と、実に苦しく(笑)ライダー同士も出会わせながら、またも樹花に迫るワームの魔の手!
 アルティメットメイクアップの時に出てくるエフェクトがワームなのに激しく吹きつつ次回へ続く。スタンドじゃあるまいし!
 ところで、新の名前がどうして書かれていたのか〜という疑問ですが、もしかしたら別に新という人間が重要なんじゃなくて、同姓同名なら誰でもよかったのかも、とか考えてみる(笑)。もしくは、「加賀美新」という名前になるように加賀美父が名前をつけたとか。
 しかし、影山の没落っぷりにはもう涙も出ない。こんな調子で後半年、この男は生き残っていけるのか。
無理だろうなぁ。