『仮面ライダーカブト』「第26話」

 各キャラクターたちの「選択」が印象に残った今回。
 それぞれのやり方でマスクドライダー計画の暗部へと近づこうとする総司と新の二人も、加賀美父、三島という狸たちの前ではやや力不足。
 総司は樹花を守るために、新は三島さんのために撤退。
 総司の方は自分の知っていた事以上に様々な事情が絡み合っている事を感じつつも、ひよりを守るためにワームと戦い、新はマスクドライダー計画の秘密に近づくためにワームを倒して組織内での地位を上げるという戦いを選択。
 あくまで大切な人間を守るため総司に対して、成り上がりロードの一歩目を踏み出した新の将来が心配です。
 総司と新の二人が「孤高のヒーロー」や「正義のヒーロー」を目指しても、全ては徒労に終わりそうな雰囲気があるのは、やっぱり加賀美父、三島ら二人の怪演の影響なんだろうな。
 七年前のベルトの少年が総司本人であると告白されても、総司を信じ続けることを選んだひよりは、ワームに狙われている? それは単に総司の周辺の人間だからか、それとも他の何かか。
機械の心が分かると言うあの設定との関連は、ワームの擬態化によって影響を受けるものと何か関連があるのでしょうか。
 神代は、姉とワームの板ばさみで結局ワームを倒す事を選択。つまりそれは、自殺する可能性も示唆しているようで不安。それにしても、いつもサソードヤイバーを持ち歩いているのはいいとしても、どこに収納しているんだろう……。
 そして復活早々敗北した大介は、麗奈に接触しようとしている影山の運命はっ?
 ライダーたちの運命が、二転三転どころかごろんごろん転がっている印象。特にザビーとドレイクの扱いは、どうしてこんなに悪いのか。ドレイクなんて、強いと思った事がないのに(自分だけです)。
 それぞれのバイクのエクスモードでのアクションも迫力があってよかった今回。
 でも、今まで皆無だったワームの攻撃で変身解除があったのは気になったり。ワームもレベルが高くなるとゼクターを強制解除できたりするのか。それとも『555』の悪夢の再現かっ?
 あと、どうでもいい事ですが。
 宇宙に飛び出していくのは、ライダーじゃなくて『サイボーグ009』です。


 次回は大介、指名手配?