ヤマグチノボル『魔法薬売りのマレア 千日カゲロウ』

 読書マラソン2・七十五冊目。
 以下感想。
 魔法薬=ポーションを売って旅をする兄妹、そしてバケネコの物語。
 ほとんど蛙の土竜が巨大な家を引いて旅をする竜車の設定など、あてもない旅の情景が秀逸です。
 しかし珍しいのは、ヒロインが兄大好きなMだと言う事。スニーカー系にはSヒロインが多いので(『円環少女』なんてその極北)、ちょっと新鮮かも。
 特にタイトルにもなってる「千日カゲロウ」は泣けます。