『ゼーガペイン』第15話「リインカーネーション」

 これまで、何度かにおわされてきた舞浜サーバーが、ついにリセットされる。五ヶ月かけて築いた思い出も、絆も、愛も、呵責容赦なくすべて。
 サーバーの限界を越えるならサーバーを増設するなどする事も可能なのかも知れませんが、ガルズオルムのデフテラ領域拡大や、量子サーバーを作業するためのゼーガも戦闘用に回さなければならない現状ではそれも不可能。
 しかも、サーバーがリセットされてもセレブラントの記憶だけはそのまま。百回以上繰り返した世界で、それでもウシオとの和解を続けたキョウ。「言い訳は趣味じゃない」とひたすら内側に想いを溜め込み、恋人だったシズノにすら明かさなかったその懊悩の果てが、一話冒頭での月面での自爆なら、それはある意味キョウの逃避だったのだったのかも知れません。
 キョウ自身のウェットダメージによる記憶の消失とリョーコと言う守るべきものが存在する今回では、何がどう変わるのか。
以下箇条書き。

  • ルーシェン

 ルーシェンの父はiAL社の元スポンサー。ナーガの計画にも反対し、人類の量子サーバー内部への避難を薦めた人物でもあったようです。その息子のルーシェンがセレブラントとして覚醒したのは、偶然なのか作為なのか。
ココにきて、シマとの確執を含めてルーシェンの存在感が増してきましたね。
 静かな兄さんが、素敵。

  • 対アンチゼーガ・コアトリクエ

 光装甲を無効化し、武器まで効かないコアトリクエ。「アンチ」の名に恥じぬ無敵兵器っぷりです。現行での弱点が、オケアノスの砲撃やQL切れを待つだけではほんとにどうにもなりそうになし。
 新兵器に期待が待たれます。 

  • OP/ED

 ほんとにマメに変化してるOP/ED。最終的には、何パターンぐらいになるのかなぁ。
 ちなみに今週のEDは、ウィザードたちがえらく前面に登場しているので、ちょっとどきどきしていたら「俺たちを忘れてもらっちゃ困るぜ!」と言わんばかりにガンナー陣が現れてしょぼんとなりました。
 だって、メイ姉妹があんなに百合っぽい顔だったからよぉー(涙)!


次回は世界の終わり。ト、トミガイー!