『仮面ライダーカブト』「第21話」

 井上敏樹脚本のラッシュから、メイン脚本へと戻ってきた『カブト』。しかし、どちらにしろ『美味しんぼ』度が変わるわけではないんだなぁとしみじみ思いました。でもそうしたら、海原雄山系キャラばっかり登場する理不尽番組ですね。
 それはさておき。
 ZECTのマスクドライダー計画の要となるガタックゼクターの有資格者を組織内から募るも、ガタックゼクターは資格者候補を次々と袖に振る、どころか大怪我まで負わせて拒絶する始末。加賀美父は、資格者を見つけるためなら息子である新を差し出す覚悟を見せる。
 一方新は、ワームの巣と化した廃工場に侵入し、一人隠れていた少年マコトと交流を交わす。
「必ず助けを呼んで戻ってくる」と誓って脱出したものの、ZECTはマコトもワームであると決定し、工場ごとワームを殲滅する決定を下す。
 マコトを助ける力を求めてガタックゼクターの前に立つも、ガタックゼクターに大怪我を負わされてICUに運び込まれる。
 マスクドライダー計画の要、カブトのライバル最有力候補として立つガタックとその装着者になる(?)新のエピソードでした。
 今回登場したワームが一話に登場したのと同じ蜘蛛ワームである事から考えると、ガタック登場はそうとう気合入ってる様子。「打倒天道」発言をしたものの、色々あって三枚目キャラになっていた新。ガタックゼクターを掴み、少年を救う事はできるのか?
 それにしても、今回、神代はほんとに食事してただけだし、総司は医者のコスプレをして病院に潜入と、相変わらず飛びぬけた行動をやってます。
 以下箇条書き。

 これまで登場したゼクターとはうって変わって、凶悪さを感じさせるガタックゼクター。しゃきしゃきハサミ動かしてるのが特にそれを増幅させます。

  • 真なる影山

 シャドウを率いる隊長として工場ワーム殲滅任務に携わる影山。このチームで行動する姿こそが、影山の真の姿だよなぁ。今までの単独行動気味のアレはなんだったんだと。

  • 田所さん

 部下を守るため、自らがガタックゼクターの有資格者候補に名乗り出て入院までしてしまった田所さん。新に対して言外に「ガタックゼクターを手に入れて少年を救え」と言っているその漢っぷりに泣いた。


次回はガタックがついに登場。