第46話「Kが求めたもの/最後の晩餐」

仮面ライダーW』の未視聴分感想。何と言うか、今さら過ぎるけれど……!
 以下感想。

ボロボロのライダー達

 圧倒的なテラーの力を前に、いきなりボロボロになるライダー達。
 翔太郎はテラーの精神干渉をまともに食らって何でも怖い状態に。フィリップは戦闘不能になって連れ去られ、竜はテラードラゴンにかぶがぶされてズタズタに……。
 あれ? いきなり勝てる気がしなくなったー!?

最後の晩餐

 園咲家全員を集めて、始まったのは最後の晩餐。
 冴子は元より、しっかりシュラウドの居場所まで把握している園咲パパが怖すぎる。でも、あの招待状をどこに送ったんだろう? やっぱり、あのシュラウドの森に?
 始まった家族の食卓にちょっと感慨深そうなのはフィリップだけで、残りのメンツは雰囲気ギスギスすぎて困る。
 当然のように、冴子と若菜の戦いが始まって、そんな戦いを「園咲らしい」と止めもしない園咲パパ。シュラウドはシュラウドで、「負けを認めている」と参加する気も無い。
 うわあ、何と言う崩壊家族か……! 

家族にして、切り札

 シュラウドから見れば、自分の子どもには一番幸せな場所に居て欲しい、と言う事なのか。
 フィリップの家族はもはや園咲では無く翔太郎であると言い、その翔太郎こそ、切り札であると言い放つ。こういう言い切り方が、母親と父親の違いを表しているようでちょっと怖いと言うか何と言うか。

行動力の女

 最後の晩餐で園咲家の面々が大変な事(ある意味、いつのもの事)になっている最中、家に侵入し、イーヴィルテイルを盗み出す轟さんが凄すぎる! さすがメレ様! 臨獣カメレオン拳は伊達じゃない(違)!

最後のメッセージ

フィリップ「君の心に、悪魔と相乗りする勇気がある限り」

 フィリップからの最後のメッセージを受け取った翔太郎。劇場版で、「自分は人間だ!」と啖呵を切ったフィリップだったが、ここであえて最初のセリフを使う所がまた心憎い。

ガイアインパク

 園咲パパの言うガイアインパクトとは、「若菜に地球の記憶を全て流し込み、生きたガイアメモリ製造装置にする」と言う事だった。
 それがどうして人間を非絶滅種族にする事につながるのか? と思ったが、多分、人間が絶滅しても、フィリップみたいにデータの塊=ガイアメモリとして再現する事が可能、と言う事なのではないかしら? と妄想。
 劇場版の死神博士メモリしかり、もはや特定個人をメモリにする事は可能みたいだし。
 データと言う形で、人類を永遠にする。それこそ、園咲パパの意図したガイアインペクトだったのではないだろうか。

イーヴィルテイル

 園咲パパが固執していたイーヴィルテイル。その正体は、単なる刷毛であった。家族の名前が書かれただけの、単なる刷毛。
 しかし園咲パパにとっては、それは幸せだった家族の象徴。崩壊した現在の家族に代わる、家族そのものだった。
 風都を支配する恐怖の帝王にとって、家族を失う事こそ恐怖だった。しかしその家族すら、現在はすでに失われているも同然なだけに、そこには、園咲パパの弱い部分が見える。

最後の逆襲策

 園咲パパの恐怖を知り、フィリップとの約束を思い出した翔太郎が奮起! さらにダブルの変身システムを利用しての逆転劇! には燃えたー! さすが切り札は翔太郎!
 後、さらりとエクストリームメモリがフィリップの肉体のデータを奪取! シュラウド! そのタイミング、見ていたな(笑)!?

死なない男

 傷だらけの状態で戦線復帰の竜! どこのMA!?と言わんばかりのアクセルタービュラーモードでテラードラゴンを粉砕する! あの怪我で戦線復帰って、相変わらず竜が不死身過ぎるw

W CJX対テラー・ドーパント

 テラー・ドーパントとの最後の戦いは、終始ダブルが圧倒。テラー・フィールドを生み出せず、肉弾戦オンリーでは流石にテラーは分が悪い。中の人も、お年がお年だしね……。
 それにしても、ようやくちゃんと決まった感のあるダブルエクストリームでした(コラ)。

園咲パパの最後

 若菜が未だ地球の記憶と一体化している事を知り、炎に包まれる屋敷の中で、優雅に踊りながら最期を迎えた園咲パパ。
 最後の最後まで独特のキャラクターを崩す事無く、インパクト抜群の最後を迎えたその姿には拍手。実際、炎の中で演じた事を考えると、もはや脅威の一言だわ……!