『SDガンダム三国伝Brave Battle Warriors』第二十二話「裏切りの城」

 以下感想。

招かれた侠達

 張繍から新しい城の祝いの席に招かれた曹操、そして劉備達一行。劉備を惜しむ曹操は、曹操の考えに心酔し配下となった人物を見せる事で、劉備を止め置こうとする。
 もはや曹操の考えは曹操一人だけのものではなく、三璃紗全体の時流となりつつある……と言う所を見せたい、と言う所が曹操にはある様子。自分で駄目なら他人を見せる……曹操、相変わらず一筋縄ではいかない侠。

典韋の恩

 曹操を太陽と崇める典韋さん。山賊だったのを正規軍にとりたてられた恩がある……と言う事なのだが、典韋さんの場合、それ、思いっきり死亡フラグです……(涙)。

張繍、賈詡

 二クールで登場して以来話題をさらった張繍がついに登場。それにしても演者ブリトヴァって、どんだけマニアックなんだスタッフw
 おまけに部隊兵はジェニスだし! ちくしょう、スタッフ大好きwww
 コミックスの第三部では黒い所を見せつける賈詡も、その声は思っていた以上に子どもっぽい方向に寄っている。こういう奴が酷い軍略を考える……と言うギャップを狙ってのキャスティングか。ビジュアルも子どもっぽいので、これもありか。

裏切りの城

 まさかの吊り天井! 岩追加! そして回転扉! もう、裏切りの城って言うか裏切りの忍者屋敷じゃないですか(笑)。
 そして、こんなところでも登場する紀霊がすっかりネタキャラです。本当にありがとうございました。

決定的な決別

 曹操を吊り天井から守り、圧死してしまった典韋。そんな典韋に「大義」の一言も無く、戦いの準備を進める曹操に、劉備の怒りが爆発。二人はついに、決定的な決別を迎えてしまうのだった。
 劉備の「大義の一言もかけて上げられないのか!?」から、曹操の「部下の死に報いる方法は勝つ事のみ!」と言うくだりは、コミックス第一部そのもの(言うキャラクターは違っているが)。コミックスの名シーンを組み込むタイミングが実に巧くて、さすがマニアックな『三国伝』スタッフであった。

新たな旅立ち

 曹操と決別した事で、徐州の民ともしばしの別れ。ここで劉備一行と民は別れ、劉備達は再び、三璃紗平和のための方法を探す旅に出る事に。
 劉備の旅立ちを見つめながら、いずれ来る戦いの時を予感する曹操。二人の戦いは、赤壁で決着か?