『S RED ザ・スニーカー100号記念アンソロジー』

S RED ザ・スニーカー100号記念アンソロジー (角川スニーカー文庫)

S RED ザ・スニーカー100号記念アンソロジー (角川スニーカー文庫)

 雑誌『ザ・スニーカー』が100号達成したのを記念したアンソロジー本。同時に二冊出版されたものの内、自分は赤の方を選択。理由はもちろん、『トリブラ』が収録されてるから!
 安井健太郎が書いた『トリブラ』だけって盛大にバトル、バトル、バトルの連続。そう言えば、こんな話だったな、と読んでて懐古趣味に陥る。
 最近『トリブラ』を読み返しているのだが、作者コメントの「最近死にそう」だとか何だとか言う言葉が、今となっては全然シャレになってなくて笑えない。安井健太郎も『ラグナロク』クライマックスで続きが出ないし。『ハルヒ』も長編が二年ぐらい延期が続いているし、どうして角川スニーカー文庫って、レーベルの牽引手がすぐいなくなってしまうのだろうか?
 ところで、このアンソロジーだが、まだまだ掲載されていない作品が多くて不満。例えば、もっと他にあるじゃないか!……例えば、『食べごろ斬魔行』の短編とか。