アン・マキャフリイ『パーンの竜騎士(6) 竜の太鼓』
- 作者: アンマキャフリィ,アン・マキャフリイ,小尾芙佐
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1990/02
- メディア: 文庫
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三部作のうち、最後は主人公を変更する。と言うルール通り、「竜の太鼓」の主人公はメノリからピイマアへ変更。
メノリの親友であり、随一の美声を誇っていたピイマアだったが、声変わりで歌えなくなってしまう。居場所を失ったピイマアが見出した次なる居場所は、胸躍る大冒険の日々だった。
「白い竜」の終盤、南ノ大陸を探索していたピイマア。今巻は、彼がそこに至るまでの軌跡を描いた一冊となっている。
歌い手としての居場所を失いながらも、しかし自分の新たな居場所を求めて奮戦するピイマアの冒険は、政治/陰謀色が強いレサ。真面目で、ルースと言う絶対的なバディを持つジャクソム。シンデレラストーリーなメノリレサやジャクソム。そしてメノリとはまた違った趣があって楽しく読む事が出来た。
『パーンの竜騎士』<正史>三部作を補完するサイドストーリーとして、<竪琴師ノ工舎>三部作は是非押さえておきたい。