第39話「Gの可能性/バッドシネマパラダイス」
第一感想
霧彦さん、不憫な……。
と、またも感じた今回の『W』。
霧彦の事を話題にするのは翔太郎達ばかりで、肝心の冴子は、ナスカメモリを挿入する所で、「井坂先生……」だもんなあっ!
まあ、霧彦には翔太郎がいるからいいさ(ヲイ)!
以下感想。
Tジョイ
え、宣伝(笑)?
そう言えば『超・電王』トリロジーをやってる映画館もこの系列だっけ……。
劇場版『風の左平次』
まさかの3D……(笑)!
依頼そっちのけで夢中になる翔太郎と亜樹子の姿が色々な意味で駄目w
ゲリラムービー
今回の依頼の原因であるゲリラムービー。
タイトルは長い。七時間以上もある。おまけに最後まで観ないと外に出られない上に、最後には「未完」の一言。
翔太郎じゃないが、これはもう駄作としかいいようの無い一本。
しかしそれはそれとして、翔太郎に「駄作のオーラがする」とか言わせる所に何だかおかしな笑いが止まらない。それを翔太郎が言ったらおしまいのような気がする……。
ジーン・ドーパント
ロンの人! ロンの人じゃないか!
慟哭丸の封印から解放されてすっかり内向きになったのか、本音を溜めこむディスコミュニケーション人間として映画館で働いているようです。
その正体はジーン・ドーパント。物質同士を掛け合わせ遺伝子操作する事で、別の物質を作り出す、と言うかなり珍しい能力である様子。
しかしこういう特殊能力系は戦闘力が低い、と言うお約束と本人の性格故か、戦闘能力は皆無。マキビシを作り出すのが精一杯と言う哀しいドーパントだった。
それはそれとして、ジーンメモリの遺伝子操作能力を使い、あいに変身して監督、演出、脚本、主演女優全てを兼任していた、と言う所が別の意味で凄いw
アキPの社会復帰/ラブラブ大作戦
先週の事件でフィリップが心の整理がついていない事が気に食わない亜樹子は、同じように本音を胸に溜めこむ透の社会復帰作戦を決行する。
真倉刑事と竜、そしてウォッチャマンを引っ張り出して、『W』メンバーをそろって映画撮影をスタート。
と同時に、透とあいのラブラブ大作戦なるものを並行して進めていたのだった。
相変わらずの亜樹子のお節介ぶり。なのだが、この行動力の凄さは流石。フィリップをして天才と言わしめた女にして、名探偵であるおやっさんの娘である。
黒若菜
ミュージアムの邪魔者=冴子を追放し、戻ったのは笑顔溢れる家族の食卓。
実姉にあれだけやっといた後であの笑顔に、園咲の家の狂気が垣間見える。
園咲パパはミュージアムを体現する存在としてランクアップした若菜に、女王の証として、謎のアイテムを与える。そのアイテムに必要なのは、透が変身するジーンの力。
そして冴子もびっくりの鬼社長へと変化した若菜。それはそうと、何で自分でジーンを捕まえにくるんだ若菜……。そこは、誰か側近に……と思ったら、若菜にはこれと言って側近と呼べる人間はいないのだった。あえて言うならミックだけど、アイツは園咲パパ直轄みたいな所があるしなあ……。
冴子=Rナスカ・ドーパント
加頭に個人的に保護された冴子だったが、そんな状況を、冴子が受け入れられるはずも無い。
自分の価値を園咲パパや若菜に思い知らせてやりたいが、しかし、メモリもドライバーも無いのでは……。そんな状況を打破するため、清掃員に化けて会社に侵入する冴子!
隠しクローゼットの中から取り出したのは、何とナスカメモリ!
井坂先生の遺志を継ぐかの如く直挿しで赤いナスカ・ドーパント=Rナスカに変化を遂げた。
前夫である霧彦の使っていたメモリを、本当に愛した男、井坂先生に改造された体に挿して変身……と、冴子が凄く業深いw
本人の資質か、あるいは体を改造した結果か、霧彦の命を削ったレベル2をあっさり突破し、レベル3の力でライダー達を翻弄していくRナスカ。果たして、冴子のリベンジはこれで達成されるのか……?
次回は
まさかのクレイドールエクストリーム登場!?