『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダーTHE MOVIE 超・電王トリロジー EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル』
第一感想
侑斗と桜井さんと愛理。この三人(二人)のトライアングラーを掘り下げて描いた、情緒的な一本だった。
そのせいで、良太郎とモモタロス達デンライナー組とのギャップが酷かったw
あまりの温度差にちょっと唖然。まあ、モモタロスも恋だの愛だの理解する気も無いとか何とか言ってたけれども。
以下感想。ネタバレ有り。
星空のエターナルトライアングル
星空の下、侑斗、桜井さん、愛理。三人の三角関係を描く導入。容赦無いのは、ナレーションがコハナである所。自分の両親の三角関係を娘が解説って、靖子にゃんは鬼やで……(誰だよ)!
子どものままの良太郎
鬼退治の一件以来、子どものままの良太郎。って、結局ディケイドのせいじゃなかったのかッ!
愛理もモモタロス達も普通に接しているのだが、これってある意味、良太郎の過去に大変な事が起こっている、と言う事では無いのだろうか。調査とか、しなくていいの?
暴走!デンライナー
日付の入っていないパスをデンバードに入れられ、暴走中のデンライナー。今回はモモタロス達の他にお客もいて、デンライナーが「時を走る列車」と言う事に変なリアリティを感じさせる。
そう言えば、モモタロス達って、デンライナーの客から見ればどういう存在なのだろう? 昔はカイ一派で、時の運行を乱す側にいたわけだが……?
ま、用心棒とか、あるいはコハナに飼われているペット位の存在なのかもしれない。
手動ブレーキ
手動過ぎるwwwww
作業着姿のタロス達に盛大に吹いた。お前ら、何で服を着る。そんな時こそ、着ぐるみの出番だろうが(作業できない)!
愛理を助ける王子様作戦
デネブ発案、菊地実行の彼女を助ける王子様作戦。とりあえず、デネブ妄想の侑斗と愛理がノリノリ過ぎるwwwww
そしてこんな作戦を大真面目に実行しなきゃいけないピギーズイマジンが律儀と言うか何と言うか。
普通のイマジン
- イマジンの目的は、自分の時間を手に入れる事。
- 人間と契約して体を得、望みを叶えて過去に飛ぶ。
- そして、その人間の体を乗っ取り、その人間として生きる(そうすると、未来で契約者は消滅する)。
と言う事がオーナーの口から改めて語られる。劇場版のための説明なのだが、自分は改めて「ほー、そうだったのか」とビックリ。そう言えば、そんな事を言っていたような。
これまで登場したイマジンは、みんなカイ、ネガタロス、死郎等、徒党を組んでいたので、そういえば、今回のようにイマジン一人が自分の意思で行動する、と言うのは珍しい。
と言うか、イマジンの憑依能力って、そのためにあったのねー(今更)!
ピギーズイマジン
別名、デフォルトてんこもりフォーム(笑)。
ただし、本家てんこもりには顔の数は負けてます。
戦闘能力も高く、キャラも立っていたものの、菊地が優柔不断でぐずぐずしているくせに、変な所で暴走するせいで、すっかり割を食ってしまったイマジンだった。
トラックの上であわあわしているピギーズイマジンにはちょっと萌えたw
菊地
ピギーズイマジンの契約者。愛理に一目惚れしたものの、あまりにカッコ悪い姿をさらしてしまったため、「かっこよく再会したい」と思う気持ちが、今回の騒動の発端となった。
良太郎の不運と侑斗のぐずぐずを足して、そこから二人の決断力や勇気を引っこ抜いたような男。
そのあまりの優柔不断ぶりには、観ているこっちもイライラ。
「次こそ」「今度こそ」と言いつつ、いつまでたっても一歩を踏み出せず、結局、物に当たり散らす事しか出来ない哀しい男であった。そのくせ、変な所で張り切るからタチが悪かったり。
この男、明らかに頑張る所間違ってる……!
仮面ライダーゼロノス
ゼロフォーム、ベガフォーム、アルタイルフォームと、全フォーム登場。
その上、ゼロライナーもドリル、ナギナタに加えマシンゼロホーンに至っては愛理と二ケツと、重要なアイテムとなった。
さすがゼロノス編だけあって、ゼロノスが豪華!
ホームレスイマジン
モモタロス……何で路上生活を四ヶ月も(笑)。
あまりに落ちぶれた……じゃなくて、生活臭溢れすぎた着ぐるみが愛おしくて仕方が無い(笑)。
と言うか、四ヶ月も路上生活しなくたって、その足で良太郎に会いにいけばよかったんじゃないのかwwwww
「影薄い」とかならともかく、「野良犬臭い」とか言われるリーダー格ってなんだ一体www
侑斗と愛理の距離
侑斗の様子を見ると、本来結ばれるべき相手……と言う事を超えて、年上の気になる女性……と言うか、明らかに惚れてる様子。
愛理の方も、侑斗の事を気にかけているし、キンタロスの言うように二人はくっついてもおかしくない。
しかし愛理の中では、桜井さんと侑斗は別人として認知されているし、むしろ侑斗と距離が縮まるにつれ、桜井さんの事を思い出してしまう。
近付けば思い出してしまうのに、近付かずにはいられない。
どれほど近付いていても、どこか距離が遠い二人。
そんなもどかしくも切ない二人の様子が、満天の星空と、バイクの二ケツと言うシチュエーションで十二分に描かれていた事が印象深い。そのままEDに突入した辺りなんかもはや神だったりも。
結局、二人の仲が進展したのかしていないのか、またも曖昧なままで終わったゼロノス編。しかし、今後、二人にあれこれあってハナが産まれたのではないか……。等と妄想するには十分なEDだったりもする。
侑斗と桜井さんは、同一人物だけれども、同一人物では無い。恋敵は未来の自分。と言う設定を考えると、最良のEDだったのかも知れない。
ED
星空をバックに流れる『Action-ZERO 2010』の歌詞と本編のリンクが神がかっていた。結局、最後まではっきりと侑斗と愛理の距離が縮まったのかそうなのか、曖昧になっている所と歌詞とのリンクが凄い。
イマジンあにめ
まさかの登場wwww
テディの扱いが酷くて吹いた。もはやいぢられキャラとかじゃなくていじめだろう。
残るエピソードは
NEW電王編とディエンド編の劇場用予告が登場! って、これじゃあディエンド編の予告が寂しい事になるような気もw