『SDガンダム三国伝Brave Battle Warriors』第六話「目標は虎牢関」

第一感想

 尚香たんキタァアアアアアアアアアアアッッッ!!!
『三国伝』公式アイドルにして劉備の嫁、尚香がついに映像で登場!
 アバンの決めポーズから、昨今のギャグアニメでも中々見ないぐるぐるおみ足と、まさに尚香エピソードだった。
 以下感想。

華雄、最後の戦い

 ここまでギャグキャラなのに、部隊兵に慕われる華雄。こいつ、意外といい上司なのかも知れぬ。
 それにしても、いい転がりっぷりだった。まったく、あんな足してるから……。『三国伝』はみんなガンダムが演者だからしょうがないとはいえ、あんな意匠の鎧では危なくてしょうがないのではないだろうか。部屋の中とか。
 ところで、コミックスではさすがにこんなキャラじゃありませんよ! ただ、口上の途中に曹操に一蹴されてしまっただけで……(コラ)。
 後に公式サイトで、「曹操、空気読め!」とコメントした時にはさすがに吹いたw
 原典に縁もゆかりも無いキャラに倒された事について文句を言っているのだが、そういう言い方をされるともうギャグにか見えない(笑)。

虎と虎

 自らの異名「江東の虎」と虎牢関をかける孫堅
 コミックスではここで、彼がSDガンダムらしい大型アイテムにして『三国伝』におけるデウス・エクス・マキナ、天玉鎧なる神器を狙っていたのだが、そんなそぶりは全く無し。
 アニメでは、その手の神懸かり的なアイテムは排除して、なるたけ武将同士の戦いで決着をつけていく、と言う方針なのかしら?

真の勇気、真の優しさ

 戦いに脅えながらも、妹である尚香を咄嗟に助けた孫権
 彼の内に眠る勇気と優しさを家族に見いだされ、いつの日にか父のように虎錠刀を振るう日が来るのかも……と、孫権の将来を示唆すると同時に、現在、父・孫堅がどれほど偉大な存在なのか、と言う事が比較された。
『三国伝』において、孫権の決めセリフは、

「人は、正義にのみ生きるにあらず」

 孫権の内にある戦いへの脅え。内に眠るは勇気と優しさ。
 孫権が脅えを振り切り、本当の勇気と優しさに目覚めた時、例えそれが正しい事でも戦いになれば人が死ぬ。それは善悪を超えた悲しみである。と言う理解につながっていくのだろう。

次回は

 曹操呂布! コミックスでは劉備一行との因縁の方が強いが、アニメではまだ曹操としか戦っていないしなあ。劉備一行との因縁は、この虎牢関の戦いで作られるか?