第34話「Yの悲劇/あにいもうと」

第一感想

 霧彦再登場キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
 霧彦が尻彦から塵彦に代わって数ヶ月。まさか再登場する日が訪れるとは……! これでまた、生きていける!
 以下感想。

あなたは誰?

 CJXのメモリブレイクを、直前で変身解除する事で回避した不破夕子。翔太郎が生身の人間を攻撃できない、と言う事を完全に理解していて、フィリップをして「頭がキレる」を言わしめる。
 その正体は、霧彦の妹・須藤雪絵。不破夕子は、「Who are you」から取った偽名だった。
 霧彦が頼みにしていた鳴海探偵事務所の探偵を、試してやろう、と言う意図があったのか。

タブー・ドーパントとの交渉

 ちょwwww交渉ってドーパント姿でですかwwww
 確かに安心かも知れないが、それはちょっと、相手にとって威圧感与えすぎでは無いんでしょうか。だってその……浮いてるし(そこ!?)。
 冴子と雪絵、二人の風都の女の交渉は、観ていてとっても心臓に悪いシーンだった。風都の女……怖いな!

保育園にて

 ショタ霧彦! ショタ霧彦! イヤッフー!
 ……失敬(遅いよ)。
 冴子へのアピールのために雪絵が殺した不動産屋。だがその不動産屋を殺した理由は別にあった。雪絵は、幼い頃霧彦と過ごした場所を地上げから守るために殺したのだった。
 その事を調べ、事前に保育園に先回りしてきた翔太郎。ハーフボイルドとは言え、相変わらず優秀な調査能力であった。しかし、あんなにあっさり児童に紛れ込んで遊んでいる、その適応力は異常の一言。……あ、精神年齢が近いから大丈夫なのか(ヲイ)。

それぞれの昨日

 かつての夫。かつての兄。風になった友。
 それぞれ、違う形で霧彦と言う名前の「昨日」を見つめ直す三人。
 ナスカメモリを手にする冴子。冴子に近づき、仇を討とうとする雪絵。そして、友のため、その妹の依頼を果たそうとする翔太郎。
 雪絵、翔太郎はともかく、ナスカメモリを手にする冴子が違う意味で怖いと言うか何と言うか。あのメモリ、あっさり井坂先生に渡すような気もしたのだが……。

刻印の意味

 イエスタデイの刻印。それは、実はメモリの毒素を体外に排出していたものだった。
 ドライバーと言う濾過装置が無くとも、メモリの力は引き出す事が出来る一例、と言う事で興味を持った井坂先生。そしてその言葉に、冴子自身も乗っかり始めた様子。
 これはいよいよ兵隊を集めて、園咲パパに反旗を翻すフラグ?

タブーの力

 冴子に近づき、ついに刻印を撃ち込んだ雪絵。しかし逆に刻印を撃ち返され、自分自身が昨日に囚われる事になってしまった。
 哀しいかな、どれほど雪絵が上手くイエスタデイメモリを付き合っていても、そも冴子のタブーメモリの力に勝てるはずも無かったと言うオチ。
 地球の記憶と言う莫大な「昨日」の内、人間の、それもたった一日前の「昨日」しか操れないイエスタデイメモリは、メモリ的にはさして上級でもなかったようだ。
 考えてみれば、エクストリームの力で刻印が打ち消せた時点で、こうなる事は十分に予測できたのか……。

ウェザー対アクセル

 最近やられ役が板についてきたとは言え、未だ幹部級の力を持つウェザー。パワーアップ前のライダー一人一人だけなら、未だかなわない。
「昨日」つながりで復讐に憑かれた馬鹿呼ばわりされ、ボコボコにされるアクセルが悲しい。

CJX、技名

 プリズムブレイク、ダブルエクストリームと、立て続けに必殺技名をコール!
 これまで必殺技名のコールが無かったのは、二人が完全に一つになったからだと思っていたが、そうでもなかった。あ、翔太郎がまだ技名を考えてなかったのか(笑)?
 それにしても、真っ二つに体が裂けないキックと言うのは、不思議と安心してしまうものである(苦笑)。

失った昨日

 イエスタデイの刻印を消され、命は助かった雪絵。しかし、彼女は記憶喪失になって、自分の罪も数えられない状態になってしまった。
 命だけは助かったものの、霧彦の事も、何もかも忘れてしまった状態は、彼女にとって幸せなのか。彼女の持っていたイエスタデイメモリと相まって、嫌な後味を残したエピソード。
 最後の最後で、亜樹子の五分計が全部持って行ったが、あの計算が素敵な脚本だった。 

次回は

 竜のパワーアップ前編?