第33話「Yの悲劇/きのうを探す女」

第一感想

 霧彦、再登場キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
 いや、今回はまだだけどw
 次回は本当に霧彦が登場するみたいなんで楽しみ楽しみ!
 以下感想。

脚本・中島かずき

 今回は中島かずき氏が脚本に参加。他人の記憶を操作する、イエスタデイのメモリの力で、二四時間前の行動と同じ行動をとらせる……と言った変則的な能力を登場させる所なんかは、氏の脚本っぽい。
 中盤からの参加なのに、

  • 園咲パパが若菜にだけ見せたエクストリームメモリ覚醒の瞬間
  • 死んだ霧彦のエピソード
  • CJXの使い方

 等に違和感が無い辺り、エピソードの統一感がある。
 この辺り、脚本家よりプロデューサーの意見が強い、と言う平成ライダースーパー戦隊シリーズのカラー故だろうか。

ふうとくんキーホルダー

 翔太郎、持ち歩いていたのか……ッッ。
 翔太郎の変わらぬ友情と風都への愛を感じさせる1シーン。冴子なんて、霧彦のガウンを井坂先生に使わせてると言うのに……。

冴子と若菜

 ビジネスウーマンとしても有能な冴子。今回は表の仕事? として、講演会に。脅迫状が届いても、「敵は潰すだけ」と心配する若菜なんてどこ吹く風。
 しかし若菜は若菜で複雑な様子。前回、園咲パパにエクストリーム覚醒の瞬間に立ち会わせてもらった事に優越感を感じてもおかしくないはずだが、ミュージアムに染まっていない若菜にとって、それは優越感よりも疑問を感じさせる出来事だったようだ。
 若菜にはドライバーの無効化と言う爆弾があるだけに、今後が気になる。若菜を守るために、フィリップが事務所を出て園咲家に戻る、と言うのもありそうになってきた。

エスタデイ・ドーパント

 特殊型メモリの中でも、特に特殊なメモリ。
 他人の記憶を操作して、二四時間前の行動を取らせる、と言うメモリ。特に攻撃力が高いとか低いとか、そういうメモリでは無く、相手の行動や場所をきっちり選択して事前に根回ししておかないと殺人も出来ない不便なメモリだが、その条件をクリアすれば、暗殺なんかには最適なメモリ。とにかく、使用者の頭脳が問われるメモリである。
 砂時計や、ディスクと言った時間、記憶を保存するもの、といったものを連想させられるデザインも秀逸。

須藤雪絵

 服装のセンスがどこか翔太郎に似ていて、翔太郎自身も一目惚れしてしまった彼女。
「きのう」と言う名前の猫を探して欲しい、と言う依頼で翔太郎を利用した彼女の正体は、何とあの霧彦の実の妹だった!
 あの尻彦の妹なだけに、センスはハーフボイルドか……納得(どんな納得の仕方だよ)!
 冴子を狙った彼女だが、その目的は敵討ちでは無く、ミュージアムの幹部にのし上がる事だと言うが……?
 そんな彼女をメモリブレイクするダブルだが、当然翔太郎じゃ無理だろう。次回の解決編でどう収拾をつけるのか。

次回は

 あれ? 早くもネタバレしてる?