第28話「Dが見ていた/決死のツインマキシマム」
ストーリー
ツインマキシマムでウェザー・ドーパントに立ち向かうダブル。しかしウェザーは無傷、対してダブルは大ダメージを負ってしまう。
だがその場を収めたのは、突如現れたテラー・ドーパントだった。
リリィの命を助けるためにはアクセルの協力が必要だったが、竜は復讐を優先するばかりで……。
第一感想
ライダーダブルキック! じゃなくて、ライダーツインマキシマム登場!
これでダブル、アクセル共、どのフォーム、必殺技でもオッケーなナイスネーミングでした。
単体でのツインマキシマムは、もう少し後にお預け……?
以下感想。
ダブル・ヒートトリガー・ツインマキシマムドライブ
ヒートトリガーによるツインマキシマムを発動した翔太郎。しかしその一撃は、ウェザーに傷一つ負わせられなかった上、翔太郎に大ダメージを負わせる結果に終わる。
攻撃そのものは強力だっただけに、ウェザーが強すぎた、と言う事か。
ダメージを翔太郎が一方的に受けていた事から、先週フィリップが止めた理由は、自分では無く、翔太郎にリスクが高すぎるから、と言うのが理由らしい。
もう一人の主人公・フィリップ
「主人公は、二人」
と番組開始前でもナレーションされていたように、今回はフィリップが熱血探偵になっていたのが印象的。
ツインマキシマムのダメージを一身に受けた翔太郎に代わり、リリィを助ける方法の検索。それにアクセルの協力が必須と分かると、竜の説得に当たる。つかみかかる、殴り飛ばして仲直りと、当初のキャラクターから大きく成長している。
竜に、「竜にとって仮面ライダーとは何なんだい?」と問いかけるように、フィリップだって「仮面ライダー」と言う言葉が持つ意味に、翔太郎と同じくらいこだわっているのが分かる。
怪人・井坂先生
風都を支配する恐怖の帝王からの怖すぎるお茶のお誘いにもビビらずさらっと応答。お茶ばかりか、凄い量の食事を食べる。年頃の娘がいる前で、文字通り胸襟を開く。
まさに「怪人」と言う形容がふさわしい、井坂であった。
胸に大量のコネクタがある姿は、これどこの胸に七つの傷を持つ男!? なんだけど。
話の流れで、何と園咲家に居候する事になった井坂。まあ、園咲パパとしては危ない人間を手元に置いて見張っておきたい、と言う事なのだろう。
しかし、園咲パパとも正面からやり合う胆力についに本格的に惚れてしまったのが冴子。自分の野望をそっちのけに、井坂の身を案じ抱きしめる冴子だが、当の井坂は「それにしても腹が減った」と考えているとは考えもしないだろうなあ(苦笑)。
新たな婿候補の登場に、当然ミックも気に入らないご様子。
このまま、園咲パパ、若菜、ミックと冴子、井坂に分かれて園咲家で内戦開始!?
仮面ライダーとして
以前までの復讐鬼に立ち戻っていた竜。しかし、この風都で仮面ライダーをやっていく内に、竜の内面も確かに変化していた。
リリィの祖父、フランクとの話を聞いた後に、「心配している家族がいる」と、翔太郎と同じ事を言ってしまうのがその証拠。
どんなに復讐、復讐と口にしても、竜だって仮面ライダーとして戦ってきた時間が、竜を単なる復讐鬼に戻させないのだ。リリィやフランクの情を大切にするやり方が、その証左。
でも、ガンナーAの扱いは、いくらなんでも鬼だと思うんだ。ガンナーA、大丈夫かなあ……。
リリィを助ける方法
リリィを助ける方法は、何と彼女を殺す事だった。彼女が死ぬ事でしか排出されないメモリを取り出すためには、アクセルのエンジンブレートの機能と、それを冷静に実行するための精神力が不可欠だった。
まあ、ダブルには電気系のメモリは無いからなあ……と納得。
ライダーツインマキシマム!
ライダーダブルキックで強敵、井坂を退けたライダー二人。
だが、二人を見つめるのは謎の女・シュラウド。フィリップを来人と呼ぶその正体は、やはり園咲家のお母さん?
しかし気になるのが、シュラウドが評価しているのがファングジョーカー/フィリップと、アクセル/竜である事。どちらもシュラウド製と思われる装備を利用している二人だが、翔太郎の事はまったく口にしていない。後半、フィリップとの相棒関係に影響があるのかな?
ガジェット勢揃い
画面に勢揃いするガジェット達。キスにいちいち反応していたりするが、こいつらを一体誰が起動させたんだ。あ、亜樹子か(笑)。
次回は
『仮面ライダーW』大江戸編!? あ、これは話数的に、夏のギャグ編……?