原作/瑳川竜 漫画/栗原仁『ウルトラマン超闘士激伝(2)』

ウルトラマン超闘士激伝 2

ウルトラマン超闘士激伝 2

ウルトラマン超闘士激伝』第二巻。
 ヤプール編を描いた二巻では、ウルトラマンの超闘士化=超サイヤ人化と死。メフィラスのピッコロさん化。タロウの悟飯化。ウルトラマンキングはどこの界王様!? 等等、色々ツッコムところは満載の一冊(笑)。
 あ、あとウルトラの父亀仙人化とか。
 今巻最大の敵役となるマザロンの恐怖とヤプールとの全面戦争のせいで殺伐とした空気が流れている中、清涼剤となっているのがエースとエースキラー。ギャグ三枚目(ポップ?)ポジションのエース。その扱いは、表紙を見ても分かる(笑)。そんなエースを倒すためだけに作られたエースキラーとの、何ともほのぼのした関係にニヤける。
 それにしても、改めて読むと思うのが、終盤のメビウスの鍵捜索/争奪における省略のされ方。
 セブンとジャックだとか、エースとエースキラーR(途中で再生/パワーアップ)、アプサラールの関係だとかは、丸一話分ぐらい使ってしかるべき話だと今でも思う。当時も「なんでここをはしょんの!?」と色々複雑だったなあ。