第27話「Dが見ていた/透明マジカルレディ」
ストーリー
美人マジシャンのリリィ白銀が、透明人間となって事務所に依頼にやって来た。使用したガイアメモリのバグのせいで、能力のコントロールが出来なくなってしまったらしい。
これを解決するには、リリィにガイアメモリを渡した男を見つけなければならず、翔太郎達は捜査を始める。
だが、リリィにガイアメモリを渡した男とは、あの井坂だった。
第一感想
井坂先生かっこいいいいいいいいっ!
いや、かっこいいのはウェザー・ドーパントなんだけど(笑)。
しかし何このラスボス級のカッコよさ! 園咲家の面々だって、こんなカッコ良くないぞ(コラ)! 白を基調としたノーブルなイメージがまたかっこいい。中の人は、あんな変態なのに……(苦笑)。いや、変態だからこそ、かっこいいのかw
以下感想。
Dが見ていた
「D」って何ぞ? と思っていたら、デンデンの「D」か(笑)。
またシュラウドからガジェットの設計図が送られてきたらしく、レストランに来てまでも組み立てるフィリップ。
フロッグ、デンデンと戦闘よりも捜査に特化しているガジェットが続くが、これはフィリップがガイアメモリ専門の探偵として、有名になって来たから、と考えたらしっくりくる。
シュラウドがもしもフィリップの母親だとしたら、息子の将来のために、少しでもいいものを……と思っているのかもしれない。そのくせAIを搭載したガンナーAを用意する辺り、シュラウドが他人を信用していないと分かってちょっとアレだが。
リリィ白銀
マジシャンであるものの、まだまだ見習い……と言うか、ステージのあのミスは、もはや本職とは言ってはいけないレベル(笑)。
亜樹子「今の仕掛け絶対オチだよね」
の指摘に吹いた。さすが大阪人w
インビジブルメモリを使用して透明化能力を身につけたものの、ガイアメモリのバグにより怪人姿にならず、能力の制御もままならない半端な存在となってしまったリリィ。
鳴海探偵事務所に、そして井坂に助けを求め能力を安定させるものの、その実、井坂先生の実験動物にしか過ぎないと言う哀れなリリィ。
「風都の女は怖い」と言う今までの法則から考えると、自分をマジシャンとして鍛えてきた祖父への復讐が目的、と見えてしまう自分が悲しい。
園咲パパ、起つ
ドライバーを調整されたせいで、舌打ちぐせが酷くなり、力も制御できなくなってしまった若菜。それでも理性がまだ十分残っている辺り、さすが園咲の家の者。
しかしそれに反応したのが園咲パパ。井坂がドライバーの調整をした事に勘づき、ついにその腰を上げる!?
展開によっては、井坂先生対園咲パパと言う夢の戦いが!?
ウェザー・ドーパント
ついに姿をあらわすウェザー。単一の能力を発揮する他のメモリと違い、天候を操って様々な能力を使いこなす、まさに怪物メモリ。
ドライバーも身につけず、あそこまで能力を発揮できるのは異常としか言いようがない。ダブルのハーフチェンジも、アクセルのエンジンブレードも追いつかないし。メモリ自体の優秀さと、井坂先生の変態性が融合した、まさに風都が生んだバケモノ。
自分の能力の実験のため、様々な連続殺人を犯し、今また複数の能力を手に入れるため、リリィを実験動物に。まさに一人ミュージアム。その変態性は、下手に露出をしない分尻彦さんをも上回っている……(どんな比較だよ)!
復讐鬼、再び
最近、すっかり風都と事務所の面々に馴染んできた竜。しかし家族の仇である井坂先生を前にして、再び復讐鬼としての顔が前面に。
井坂先生に利用されるリリィすら、クズと断じ、その頭にはウェザーを倒す事しか頭に無い。
しかも、戦って分かった事実は、結局一人ではウェザーは倒せないと言う事だけ。このまま単なる復讐鬼として終わるのか。はたまた、予告通り、過去を振り切る事は出来るのか。
冴子のジェラシー・ボンバー
あの冴子が、よりにもよって「仕事と私どっちが大事なの?」だと……!?
予想もしない事態に思わず立ち上がった。リリィにペン立てを投げつけるなど、女の嫉妬メラメラ燃やす。霧彦にも見せなかったこんな顔。もう、浮気がどうとかそういうレベルじゃねえっ!
ひょんな事からアクセル=竜と遭遇した冴子。このまま、シュラウドまでたどり着く……?
ツインマキシマム
あのフィリップが恐れるツインマキシマムドライブ。ラストではよりにもよってヒートトリガーで使用し、体を燃やしながら延々と「マキシマムドライブ!」が連呼するその姿はシュールそのもの。
決死の展開には燃えるが、これは、パワーアップアイテムがツインマキシマムを前提としたアイテムである、と言うフラグでもあるのか……?
次回は
決死のツインマキシマムの結果は? アクセルは? そして園咲パパはどう動くのか? と大いに期待を掻き立てられる折り返し解決編!