西川伸司『大怪獣バトル ウルトラアドベンチャー(2)』

 コミカライズ版『大怪獣バトル』第二巻。
 怪獣出現の原因であるブルトンと戦うイオ。しかしブルトンを深追いしすぎて四次元の渦に吸い込まれ、未開の惑星へと流れついてしまう。
 冒険の舞台はいよいよ地球から宇宙へ。怪獣の他に、数々の宇宙人。そしてヤプールまでも登場する第二巻。
 ここで、『ウルトラギャラクシー』のストーリーにも大きな影響を与えたペダン星人が登場。実は、ペダン星人のデザインが公開されるのは漫画が一番先だった。
 イオと同じように未開の惑星に流れ着いたペダン星人との交流が、やがてペダン星崩壊につながるとは……。
 冒険を続けるイオのバトルナイザーに、新たな手持ち怪獣ベムラーが加わった。これにより、ゴモラピグモンベムラーと、バトルナイザーの窓は一杯に。しかし、何とまあ微妙な編成だ事で(笑)。
 レイはちゃんと陸(ゴモラ)、海(エレキング)、空(リトラ)とバランスのいい編成ったのに、イオの場合は、陸(ゴモラ)、陸(ピグモン)、陸(ベムラー)! と、陸地ばっか(笑)。しかもピグモンなんて実質的に戦力になってねえ!
 まあ、レイとイオでは戦いの状況がまったく違うので、そこらへん、バトルナイザーが上手く判断して怪獣をセレクトしているんだろう。ベムラーは空(そらをとぶ要員)対兼萌え担当応怪獣だしw
 レイの時にはリトラ、ケイトの時にはガンQ(ん?)と、常に手持ちに萌えキャラを配置して視聴者の心を掴む……。バトルナイザー、恐ろしい子