清家未森『身代わり伯爵の誓約』

身代わり伯爵の誓約 (角川ビーンズ文庫)

『身代わり伯爵』シリーズ、ついにシアラン編が完結！
　囚われの姫君・ミレーユを助けるべく、地位も立場もお構いなしに救出に走るリヒャルト！
「あの」リヒャルトがなりふり構わずにお姫様を助けに向かうのだから、それはもうただの「甘さ」じゃすむはずがない！　ミレーユも読者もどろどろに溶かす王子様ぶりを発揮してミレーユを救出するばかりか正式に求婚だ！
　ああああああああもう、お前は俺を萌え殺す気かァッッッ！！！
　と、自分の中の乙女心がきゅんきゅん刺激される一冊でした(気持ち悪いよ)。
　もちろんミレーユもミレーユで囚われのお姫様をやっているだけじゃなく、ちゃんと(ちゃんと？)武装して三人ほど男を殴り飛ばしてくれました。殴り飛ばしてくれましたとも。この時、確か薬か何かで催眠状態にあったはずだけれども。ミレーユのこういう所が、公式で「本能」扱い(笑)。
　もうアニメ化の時にはここがラストでいいよ！　と綺麗に終わったわけだが、まだまだシリーズは終わらない！？　ミレーユとリヒャルトの婚約に反対するキャラクターが登場し、次巻からは嬉恥ずかし花嫁修業編！？
　ちょwwww公式イイイイイッ！　また自分を萌え殺す気かアアアアアッ！！
　いいよ！　もういくらでも萌え殺せよッ(黙レ)！