第19話「Iが止まらない/奴の名はアクセル」
ストーリー
鳴海探偵事務所に照井竜と言う男がやって来た。最近風都で連続している奇怪な凍結事件の犯人を見つけたい、と言う依頼を受ける翔太郎。
竜と共に事件を追う翔太郎だったが、何故か竜は翔太郎がダブルである事を知っていて……。
第一感想
新たな仮面ライダー、アクセル登場編。
劇場版のラストでもちらっと登場した男が、霧彦と入れ替わる形で本編に登場。ミュージアムに敵対する存在も顔を見せ第二部は早くも盛り上がって来た。
ところで、「Iが止まらない」と聞いて「ああ、ついにガイアメモリから美少女が飛び出してくるのか」と思った人。お兄さん怒らないから正直に手を上げなさい。お兄さんもです(誰だよ)。
以下感想。
ビリヤード
あ、危なーい(笑)!
多分、ハードボイルド云々語ってるから集中力が落ちてるんじゃないかとw
照井竜
新たに登場した男・竜。ハーフボイルドな翔太郎と違い、ハードボイルドの匂い漂うエリート刑事。風都署に新たにドーパント犯罪専門の部署を作られ、そこの責任者と言う形でおさまっているらしい。
性格は某北の勇者かヒュンケルか、みたいな性格。多分、後半にもなるとギャグキャラになりそうな予感(笑)。
若菜、奈落へ
霧彦が死んで家族が減ったためか、若菜がミュージアムの中枢へ強制的に参加させられる事に。有無を言わさぬ園咲パパが怖ぇ!
未だ迷いの中にある若菜だが、このままずるずるとガイアメモリ流通に関わってしまうのか。アイドルなんてやってるだけに、芸能関係への流通担当なんてやらされそうだ。
エンジンブレード
重さ二〇キロとも三〇キロとも言われる巨大な剣。あれをずるずる引きずりながら斬り裂く姿は違う意味でかっこいい。
でも、仮にも刑事がそんなにばかばか物を壊していいのか(笑)。ドーパントを捕まえるより先に、この男を銃刀法違反で捕まえてくれおまわりさん。
ジョーカー連呼
ジョーカー! ジョーカー! ジョジョジョジョジョーカー!
のガイアウィスパー連呼に爆笑w そんなに押していいのかよw
そう言えば最近は思わなくなったけれども、確かにダブルの変身は不便と言えば不便だ。
ビートルフォン
探偵事務所に出入りしていた謎のカブトムシが、竜の所有するビートルフォンだと判明。いや、見かけが自分達が持ってるスパイグッズにそっくりじゃねーかwww
と言うか、今も何抜け抜けと事務所に潜入させてる(笑)。
感情的なフィリップ
セントバーナードにはまりコスプレ。何かどんどん凄い方向へ突き抜けていってる(笑)。本物を飼うのならともかく、自分でコスプレするって何の意味があるんだ。
それはともかく、「仮面ライダーダブル」を侮辱する竜に怒りを露わにするのが最初にフィリップ、と言う所が面白い。普通翔太郎がそうなりそうなものだが、「仮面ライダー」と言う名前自体、ヒーリングプリンセス経由若菜命名なだけに、フィリップにもまた別の思い入れがあるようだ。
痛ヘルメット
事務所の宣伝(笑)。
それにしても、名一杯遊びながらもしっかりと容疑者を見つける辺り、さすが名探偵の娘。……で、いいのか?
アイス・ドーパント
今回のドーパント。しかし母親がメモリを使っているかどうかはまだ不透明。確たる変身シーンも無いし……。母親はミスリードで、息子が本命か?
このアイスだが、決めセリフ持ちのかなり使えるメモリ。ヒートの熱量を上回る凍結能力に加え、地面を凍結させての高速移動も巧い。氷を使っての人形を使っての囮と、直接戦闘もオッケー、逃亡もオッケーとかなり汎用性が高い。
やはり、エレメント系のメモリは優秀だ。
シュラウド
死体袋の名を持つ謎の女。ビートルフォン、アクセルメモリ、エンジンブレード、そしてアクセルドライバー等のガジェットは、この女を通して竜に渡されたらしい。
アクセルのメモリがダブルと同じ形状である事から、ダブルドライバーやロストドライバーもシュラウドが制作したのだろう。つまりこの女こそ、おやっさんにフィリップ救出を依頼した張本人?
化石や何やらと言った死体を展示するミュージアムに対し、死体袋を意味するシュラウドとは中々の皮肉なネーミング。
彼女が、未だ姿を見せない園咲家の母親なのだろうか。また、彼女が一人で活動しているのか。あるいは仲間がいるのか……など、謎は尽きない。
仮面ライダーアクセル
ついに登場した二号ライダー・アクセル。
霧彦の死を見た後だからこそ思うのだが、このアクセル、メモリの力を、安全に、かつ高く引き出す事に重点を置かれた設計であるらしい。
メモリの力をエンジン出力を上げるように上昇させていくタイプで、だからこそ、通常/幹部級ドーパントやダブルと違い、メカメカしい設計であるのかも知れない。
変身する竜自身も、初めてで試し試しやっているようで、多分、マスクの内側に色々使い方なんかが表示されているのだろう。
- 「さあ、振り切るぜ!」
- 「絶望がお前の、ゴールだ!」
等、お約束の決め台詞もセット。
翔太郎とフィリップの決め台詞は「贖罪」=「罪を憎んで人を憎まず」が根底にあるが、竜のそれには「復讐」や「絶望」。そして何より本人の「恐怖」が感じられるような気がする。
バイクフォーム
ファイナルフォームライド、アアアアクセルゥッ! と、誰もが思った(笑)。
まさかのとんでもバイク変形だが、リボルギャリーのような支援ビークルを持っていないアクセルにとっては非常に有効な力。と言うか、この変形はある種のドーパントが巨大化したり強化したりするのと同じ類の変形か。
まあ、どんな理屈をこねようと、感想は翔太郎の「なんじゃこりゃ」の一言に尽きちゃうのだがw
次回は
「Iが止まらない」解決編。
振り下ろされたエンジンブレードの行方は!? さあ、ルナメモリの出番ですよ?