第17話「さらばNよ/メモリキッズ」
ストーリー
行きつけの理髪店で偶然霧彦と再会した翔太郎。二人はナスカ、ダブルに変身し戦うが、マスターの登場で勝負は水入りに。
そのマスターから、家に帰ってこなくなった娘・茜の捜査を翔太郎は依頼されるのだった。
第一感想
霧彦、ほんとに風都を愛してるんだなぁ……。と、今さらのように感心したエピソード。
小学三年生の時の風都くんをデザインした事がいまだ自慢になってるならまだしも、理髪店まで行くともはや異常と言えるレベルだけれども(笑)。
霧彦は霧彦で、風都の未来のためガイアメモリを販売している。案外、風都がガイアメモリ流通実験都市として選ばれたのも、「さすが風都!」とか考えていたのかも知れない。
以下感想。
悪い風が運んだ再会
馴染みの理髪店でたまたま再会した翔太郎と霧彦。互いに風都好きを自慢して、「はははははは」とか言ってる姿が無駄におかしいw
こいつら、精神年齢が同じだ……。
ダブル対ナスカ
ファングメモリ不在のため、通常のサイクロンジョーカーと戦うナスカ。
ナスカはナスカメモリの高速移動能力に目覚めた事で、さらに戦闘能力を増しているようで、通常のダブルではやや苦戦気味。
先週、冴子を助けた時には翼を展開していたが、今週は通常のまま高速移動も可能な所を見せている。ナスカと言うメモリの特性を考えると、機能的にはバードの上位メモリなのかも。
家族の絆
園咲パパ曰く、「ガイアメモリは家族の絆」との事。不本意な形で若菜の手にクレイドールのメモリは還り、一方の冴子は新しいメモリを作り出せずに園咲パパの前で恐縮中。
意外だったのが、園咲パパが来人がいない事を知っていた事。本人は、来人が奪われた事まで知っているのか。はたまた、来人が一人で放浪しているとでも思っているのか……。
ナスカメモリ・レベル2
どうやらガイアメモリの熟練度にはある程度レベルがあるようで、ようやく霧彦はレベル2に到達したとの事。
しかしメモリを使いこなすと当然体に弊害が出てくるようで、これが園咲パパの警告した「資質の無いものは死に至る事もある」と言う事らしい。
逆にダブルの各種メモリは、成長しない代わりにメモリの組み合わせで戦闘時において優位に立てるようにしているのか。
ファングメモリ捕獲作戦
先週の事件以来、いつの間にか姿を消してしまったファングメモリ。
前まで決してファングは使わない! とか言っていたくせに、いざ使えるようになるとノリノリでファングを使おうとするフィリップだった(笑)。
と言うか、あの適当な罠で捕まるメモリって、逆に使いたくない気がするw
そしてそれを言っちゃうと、捕まってしまったビートルフォンの立つ瀬も無いのだけれどw
バード・ドーパント
1メモリ、1ユーザーが基本のガイアメモリ。しかしバードメモリを所有していた中学生達は、何と仲間内で使いまわし、バード・ドーパントに変身していた。
本来ガイアメモリを使うためには、生体コネクタ出術が必要であるらしい。出術と言っても案外簡単そうで、この出術代も込みでガイアメモリの料金なのか。はたまた別料金なのか、気になる所(そこ?!)。
今までは、初めに挿入した所が生体コネクタになるのものとばかり思っていたが、こういう手術が必要と言われると、ただでさえ薬物そのまんまのガイアメモリにさらに妙なリアリティが加わって怖い。
霧彦のスタンス
翔太郎同様、こよなく風都を愛する霧彦。
彼は、人間を超人に変えるガイアメモリを流通させる事はオッケー。薄汚い大人を実験材料にするのもオッケー。しかし、未来ある未成年の子どもにメモリを売りつけるのはNG。と、本人なりに美学と言うか、哲学を持ってガイアメモリ流通の仕事していたらしい。
翔太郎がハーフボイルド故に見過ごせないメモリ購入者達の悲哀や苦しみを「薄汚い」の一言で片付けるのもどうかと思うが、霧彦なりにポリシーがあった事に驚き。
ファングメモリの登場基準
フィリップがピンチの時には姿を見せるファングメモリ。と言う事は、ファングメモリはいつでもフィリップを見守っている……?
ストーカーみたいな、メモリだw
残された謎
ファングジョーカーがメモリブレイクしても壊れなかったバードメモリの謎。そして、ナスカメモリの副作用? と、謎を残しつつストーリーは解決編に続く。
次回は
ナスカ対テラー! 霧彦、本気でまさかの退場ですかー!?