『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』STAGE ?「復活の皇帝」
ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース STAGE 2 [DVD]
- 作者: 特撮(映像)
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2009/12/22
- メディア: DVD
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以下ネタバレ感想。
乙女・メカザム
孤独なロボ戦士・メカザム。しかし炎の谷との戦いでは、妙に乙女チックに見えるのはどうしてだろう。
メビウスにEXゼットンを任せて先行するのも、炎にまかれ、さっきまでの強気はどこへやらの情ない悲鳴。「うわああああああっ!」
おまけにギガバトルナイザーの封印は一人で何度やっても解く事が出来ず、炎をまとって突撃してきたメビウス王子と一緒になって初めて成功する。
お前は、どこのお姫様だ!? とツッコミを入れたくなってしまう映像だった(ヲイコラ)。
しかし、通路上下でEXゼットンを斬るシーンはかっこいいんだ、これが……!
言葉はいらない仲間達
メカザムの犠牲でギガバトルナイザーを手に入れたものの、当然約束なんて守らない復活暗黒四天王。
しかしそこに颯爽とギガバトルナイザーを奪ったのがヒカリ!
彼は裏切ったふりをして、勝機をうかがっていたのだった。メビウスはその事にすでに気がついていて、また、タロウやエースも同様だった。
共に戦ってきた仲間だからこそ、言葉はいらない。メビウスやヒカリの精神的な成長がうかがえる好シーン。
それと対照的に、「こんなはずでは……」とか言っちゃう暗黒四天王の敗走ぶりが悲しい(笑)。
ゴーストリバース
エンペラ星人復活の器として復活させられたメカザム。メカザムは、エンペラ星人の怨念を復活させるための装置・ゴーストリバースだったのだ!
えー!? ザムシャー関係無いのー!? とソッチに大いに驚いたその正体。
映像特典や何やらを読んでみると、最初はザムシャーのロボットバージョンとしてデザインされたものが、こういう風に設定が変更になったらしい。名前はその名残、と言う事か。
ザムシャー型のロボット、では無く、「エンペラ星人体型のインペライザー」だった。インペライザーと機能が共通していたのは、こういう理由からか。
それにしても、だったら何でそんな宇宙剣豪な性格設定なのだろう? と思わざるを得ない。だが、本人が劇中で、
「皇帝のために強くなる!」
と言っているのだから、それがすべてなのだろう。来る皇帝復活の日まで、経験値を溜めておく、と言う事か。
∞の光
メカザムの人格をゴーストリバースとしての役割から解放したのは、メビウスの体から漏れ出したメビウス自身の光。
その光が∞を描きつつ、メカザムの体に侵入し、メカザムの人格を取り戻させた。
かつてエンペラ星人を倒したシチュエーションと似ているが、こちらは、メビウス一人でそれをやっている事が最大の違いだろう。ほんと、メビウスは大きくなりました。
戦士の技と心
何度も言っているが、この外伝『ゴーストリバース』では、とかくメビウスの成長が大きくクローズアップされていたと思う。
インペライザーとの戦いの中でもそうだったし、メカザムの説得の中でも、不意打ちはことごとく防いでメカザムを説得する事に専念できている。
そして、仲間であると認めたメカザムを、メビュームダイナマイトを使い、自分一人で葬る事で、一ウルトラ戦士として、大いにメビウスは精神的成長を遂げたのだと思う。
無限に広がる大宇宙の平和と秩序を守るため、たった一人で飛ぶメビウス。しかしその姿は、もはや立派なウルトラ戦士の姿。
GUYSクルーが見たら、思わず泣きそうな成長ぶりに拍手喝采。
そして、劇場版へ
怪獣墓場から宇宙を流れていくギガバトルナイザー。それを掴んだのは!? と言う所で『ゴーストリバース』シリーズは幕となる。
劇場版の前日譚として、また戦士としてのメビウスの成長を描いた作品としても、大いに満足できた作品だった。
劇場版は都合で見る事はできないが……orz
来るべきソフトでのリリースの日を期待!