『DARKER THAN BLACK -流星の双子-』第九話「出会いはある日突然に…」
ストーリー
黒と別れ、東京を彷徨っていた蘇芳はキコに拾われる。そこで母親を探していると勘違いされ、母親を凱達と共に探し始めるのだった。
第一感想
キコ「あんなギャグキャラ、今さらどこに需要があるってんですか!?」
ちょwwwwおまwwww
リアルで吹いたこのセリフ。いいの!? そんな事言っちゃっていいですかー(笑)!?
以下感想。
アンバーのメッセージ
未咲に残されたアンバーへのメッセージ。どうやら彼女は、すでにこの未来も見ていたらしく、黒の助けとなる人物にメッセージを残したらしい。
その存在を未咲が感じたように、第一期最終話で、最後の力を使った時に仕込んだものか。
しかしアンバーといい、銀といいマダムといい、DTB』には意味深な女性キャラ多すぎやしないかい?
ターゲット・インサイト
本当にやばいのは、キコよりもその友人だと判明しました(笑)。この女、発想が鎮目寄りじゃねーかwww
復活の黒
蘇芳と別れたその後、東京のアジトで装備を整える黒。その装備とはもちろん自前のカラダやカオも含まれており、髪を切り、無精髭をそって、完全復活を遂げた黒。
なお身だしなみの際、上半身裸になるのはある意味お約束です?
「ちょっとイタイが悪い奴じゃない」
猫の評価がそのままのキコ宅で、介抱を受ける蘇芳。しかしジュライはその対価であるかのように女装(笑)。
おまけに蘇芳にあてがわれた服はまるっきりコスプレ! ロシア育ちで日本のアニメの事なんかまるで知らないであろう蘇芳だからこそ許されたこのズレが生み出す笑いの妙味!
そうだよな。普通に何も知らなかったら、池袋は乙女ロードだよな。と言うか、最初から見ていた自分もそう思ったw
まったく、とんだ逸材だぜ……!
三鷹文書
ついに明らかになった三鷹文書の正体。その内容は、具体的な何かが書かれていると言うものではなく、星見様の予言めいた文書だった。
しかし分かった事は、イザナギとイザナミが出会えば、これから先、戦いが続く、と言う事だけ。
人間と契約者の共存のために戦う黒にとって、そんな事を許せるはずもないが、さりとて、黒に銀を殺害できると思えない。しかし紫苑を殺すとなると、やはり蘇芳との衝突は避けられない。
黒の方がこんな風に二進も三進もいけないから、アンバーは未咲に三鷹文書を託したのだろう。まあ、黒自身の身から出た錆、と言えなくもないんだが。
鎮目による黒の評価
根暗なジゴロ。
大正解(笑)。
親と子
契約者になり、合理的な思考を持った人間は、もはや普通の人間社会では生きられない。
それは悲しい事のように思えるが、しかし水無のように家に縛られる人間にとっては、ある種の救いだった事は間違いない。人間社会は不合理で満ちていて、それに迎合する事が適合の第一歩。しかしそれは自分を殺す事に他ならない。親と子の情なんて、まさにその典型。
本来適切な時期で親離れ子離れして後は死ぬのも生きるのも勝手、のはずなのに、ずるずるずるずる義理と人情を引きずって生きなければいけない。だがそれを美しいもの、と価値観を捏造しているだけに、そこからはぐれたものは不義理者をつまはじきにされてしまう。
水無はそんなものから脱け出したはずだった。しかし、自覚できぬまま動揺し、黒相手に不覚を取ってしまう。
一方で蘇芳は、母親との再会を喜んでいる自分を自覚する。
契約者同士で、縛られる親と子の情が印象的だった。
最悪の真実
しかし、心温まる蘇芳と母親の再会は長くは続かない。
いきなり蘇芳の事を紫苑と間違っていたと思ったら、まさか蘇芳は死んでいた!? それも、トーキョーエクスプロージョン以前、ゲートが出現した頃からすでに今回の事件は始まっていた!?
だったら今の蘇芳は誰? まさかドール? と、まさに衝撃の展開で続く! ちょ、これは一クールじゃ終わらないだろうっ!
まさか、『流星の双子』第二期だとか、あるいは劇場版に続くとかでシメるんじゃないだろうな!?
次回は
「耀子は、いろいろ知ってます」
だから黒が誘拐したのだろうか? あ、なんだ。近くに女がいなくなったから寂しくなってさらったとか、そういうのじゃないんだ(コラ!)。