『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』STAGE ?「暗黒の墓場」

 劇場版『ウルトラ銀河伝説』の序章となる『メビウス』外伝がリリース。
 人間が一切登場せずスーツのみ。セットもなくしてフルCGと、まさに内山まもる漫画がそのまま映像化されたような、ある種の世代にはたまらないものがある作品となっている。
 かくいう自分も、ウルトラシリーズは映像よりも漫画メインで育ってきたので、こういうのはたまらないクチなので、もう大満足だった。
 以下感想。

ウルトラサイン・ヒカリの危機

 惑星アーブに始まって、その後の試練。アーマードダークネスに取り込まれた事件などを考えると、何回危機に会ってるんだヒカリ(笑)。
 しかし、最近のウルトラサインは声まで送れるのか……。なんと便利な!

ブラザーズマント

 ウルトラ兄弟の中でも、ゾフィーウルトラマン。セブン、ジャック、エース、タロウのみが身につけるのを許されるマント姿で登場するウルトラ兄弟
 そのあまりに決まっている姿に、小生、ただただ感涙するばかりです(誰?)

新たな光の国のビジュアル

 なんか、住宅街が光ってるだけに見える(超暴言)。
 つまりその分、「ああ、あそこにはフツーの光の国の住人が住んでるんだなあ」と親近感がわいたのだった。
 超自然的な異星人から、より人間に近いメンタリティを持ったウルトラマンが映像でも描かれ始めたのは、実に革新的な事だと思う。『メビウス』からの流れが、どんどん大きく進化していっているのを実感する。

メビウス対グローザム

 復活した暗黒四天王の一人、グローザムと戦闘に入るメビウス
 小惑星を破壊し、それを盾に戦うなど、戦士として熟練してきたメビウスの姿に、「おおっ」と唸らされた。
 しかしその後、グローザムが身も蓋もなくインペライザーを召喚するので吹いたけどw
 おまッそいつ使うのは反則じゃねーか! そのウルトラ作品史上最強ランクのメカを!

復活! 暗黒四天王

 (G)として復活を果たした四天王。グローザム、デスレム、アーマードメフィラス、そしてメビウスキラー(ヤプール)と、並ぶ四天王はやはり壮観。
 だがこの四天王、最大の特徴が妙に仲がいい事。一度死んで丸くなったのか、変に連携がいい四天王の姿にちょっとした違和感を感じてしまうのは自分だけか。
 しかしスーアクさん、声優さんとも、ノリノリだ(笑)。

メカザム参上

 メビウスの危機に現れ、インペライザーを倒したメカザム。
 何者かに作られたロボットである、と言う事。戦う事。それ以外は何も知らない様子。インペライザーとの共通機構もある事から、どうやら同系統の技術が使われているらしい? 単純に、ザムシャーがサイボーグになった、と言う事では無さそうだ。
 それにしても、このメカザムが印象的なのは「勘違いするな!」と言うセリフだろう。
 メビウスを助ける形になっても「勘違いするな!」。単身炎の谷へと向かったメビウスに助太刀しても「勘違いするな!」と、お前はどこのツンデレさんだ(笑)。

裏切りのヒカリ

 復活した暗黒四天王の目的は、エンペラ星人を復活させる事だった。そのため炎の谷に封印されたギガバトルナイザーを狙っていたらしいのだが、ギガバトルナイザーにはそんな力は無いと言う。
 その復活には、どうも別のやり方があるらしい。この復活に、メカザムが絡んできそうであるが……?
 そんな暗黒四天王側についたのが、何とウルトラサインで救援を求めてきたヒカリ本人! ナイトブレードをメビウスにつきつける姿は、妙に様になっている。ハンターナイト ツルギ時代の面影が今もなお……?

真の強さとは

 宝を守るボスよろしく、ギガバトルナイザーを守るのはEXゼットン! その圧倒的強さを前に、メビウスとデスレムは圧倒される。
 仲間のため、自分の体に鞭打ちながら戦うメビウス。この時代、すでにGUYSのメンバーも死去している事だろう。かつての仲間はもういないが、あの頃学んだ仲間との絆を胸に戦うメビウスの姿を見ているとちょっと胸が熱くなる。
 そして、仲間を思う心を知らず、故にそれに惹かれ、知りたいと思うメカザム。
 単純な力では絶対にかなわないEXゼットン。それをメビウスとメカザム、二人の仲間の心が力を合わせEXゼットンを倒す展開になっていきそうだ。

次回は

 ついに皇帝復活!? アーマードダークネスの出番はありませんか? で続く!