第三十八幕「対決鉄砲隊」
ストーリー
年に一度の彦馬の休みの前日。丈瑠は皆と相談し、彦馬が安心して休めるようにとスキ間センサーを偽物にすり替える。
そんな時アヤカシ・イクサズレが、ナナシ鉄砲隊を率いて現れる。
第一感想
新アイテム・モウギュウバズーカ登場エピソード。
しかし単なる販促では無く、裏方の彦馬をメインに据えて、ドラマパートも充実した内容になっている。
ついでに、黒子の皆様も今回は大活躍(笑)!
以下感想。
彦馬の家族
時代劇における「ジイ」の役割を果たしていた彦馬。何と彼にも娘夫婦が、そして孫までいた。しかし丈瑠の養育や外道衆との戦いのために、あえて家族とは離れて暮らしていたのだった。
思う故に遠ざける……と言うのは千明もかつて経験した『シンケンジャー』の苦さ。その苦さを、しっかりと彼も経験していた。
そんな彦馬だからこそ、言葉も交わさないほんのわずかな再会が胸に重い……!
丈瑠の変化
これまで「侍」として、一人「役目」を何よりも優先して生きていた丈瑠。
だがこれまでの家臣達との触れ合いの中でそんな丈瑠が少しずつ変わっていったのだが、今回特筆すべき変化は、本人達ばかりでなく、その周辺の家族にまで気が向くようになった所。
彦馬を家族に合わせるため、ある意味侍としての「節」を曲げているのだが、そんな丈瑠が、凄く可愛いです(笑)。
殿、可愛いよ殿。
根回しはバッチリ
こういうイベント毎になるとワリと気合いが入る。それが志葉家黒子連中です(笑)。
しかし、ひょんな事から便秘キャラになった源太。これから、本当にそのキャラで通していくのか(いかねえよ)?
外道衆・ナナシ連中鉄砲隊
アヤカシ・イクサズレに指揮されるナナシ鉄砲隊。
おまけに、巨大戦においては大ナナシ連中大筒隊なるものまで存在する!
ナナシ連中。大ナナシ連中。大空ナナシ連中……と、どんどんバリエーション豊かになっていくナナシ連中であった。
とかく、シタリ発案による鉄砲隊は、シンケンジャー相手にもなかなかの戦果を見せる。やはり刀がメイン武装のシンケンジャーには銃の相手は不利であるし、なおかつ、この世界では、銃によるダメージが思いのほか大きいと言う事が源太のダメージからも見てとれる。
しかし、アクマロには不評なこの鉄砲隊。鉄砲が野蛮下品云々よりも、シタリが成果を上げるのが気に入らない様子。ドウコクにもイヤミを言われるし……。アクマロも、そろそろ本気で動き出すか?
彦馬の仕事
普段は裏方に回っている彦馬だが、そんな裏方の仕事こそ、表の華やかな舞台を支えている、と言わんばかりの今回。
アヤカシデータ等の記録づけから始まって、食料調達、お財布の紐、黒子の割り振りまで、色々やってくれていたのだった。
それをおなざりにした結果、名乗り上げの最中のアレなんだからたまらん(笑)。しかし数が足りなくても、頑張ってシンケンジャーの援護を……! そんな黒子さんもめっちゃすっきゃねんっ(誰だよ)!
鉄砲の真骨頂
走りまわって狙いを外し、乱戦に持ち込むシンケンジャーを、ナナシ鉄砲隊が完全包囲!
正直、これ、戦隊モノじゃなかったらやられてるなあ(笑)。
モウギュウバズーカ
ヒロが製作し、彦馬によって届けられたモウギュウバズーカ。でも、正直ここはもうちょっと彦馬本人に戦って欲しかった。何この人!? フツーに強いよ!?
そんなモウギュウバズーカだが、どうもシステム的には恐竜折神に近いものがあるようだ。鳴いてるし(笑)。
スーパーシンケンマルをセットして、最終奥儀発射状態に変形するが、ここでも、シンケンマルのディスクを回している所が面白い。基本的なシステムは、どこまで言ってもシンケンマルから取られているようだ。
おまけに、「大」のモヂカラで巨大化も可能! 相変わらず、ヒロはいい仕事してくれます。
スーパーシンケンジャーになると個人武器が使えなくなってしまうが、これがあれば一安心?
次回は
アクマロ一家全員集合! 丈瑠と十臓の戦いも再び?