第9話「Sな戦慄/メイド探偵は見た!」

ストーリー

 連続パティシエ失踪事件の調査を依頼された翔太郎。失踪には風都の名士・園咲家が関係している事を知った亜樹子は、翔太郎に無断でメイドとして園咲家に潜入してしまうのだった。

第一感想

 メイド探偵、炸裂っ!
 翔太郎はおろか、園咲の家族、そして視聴者すら翻弄する亜樹子、ここにあり! しかし、フィリップだけはその常識外れの行動力を楽しそうに見物中(笑)。
 でもあれだ。もしもこの常識外れの行動力がおやっさん譲りなら、なるほど、確かにおやっさんが私立探偵でありながら園咲家と戦えていた理由が分かる気もする。
 以下感想。

「お前の罪を数えろ!」「数えねーよ!」

 多分、『電王』だったらこういうツッコミがイマジンから確実に入っていた(笑)。
 翔太郎に対するツッコミを入れるためだけにダブルドライバーを装着する亜樹子は、まさしく大阪人。しかし、探偵小説は必要経費で落ちません。裏を返せば、これまで落としてたのか、翔太郎っ!?

地球の本棚の言語

 どうやら、英語であるらしい。なるほど、だからガイアウィスパーも英語だったのね。

ミック様

 メイドからも「様」付けのミック、マジ勝ち猫(笑)。
 でも、亜樹子お手製の猫まんまを食べたら一発で元気が無くなってお気の毒。これでスミロドンドーパントになった時も、亜樹子にビビったら本物だw

園咲家の掟

 見ざる、言わざる、聞かざるが鉄則の園咲家。
 逆に言うと、それに反した者は確実に消されている、と言う事なのかも知れない。何せ風都のショッカー秘密基地なわけで……。

園咲のオーラ

 現職警察官がビビり、またダブルに変身する翔太郎が異様な気配を感じた園咲家。
 しかしメイド探偵亜樹子にかかれば、「オーラが凄いな」の一言で終わる。亜樹子、とんでもない馬鹿か、はたまた大物なのか(笑)。

ビギンズナイト

 今回のエピソードの一つのポイントが父と娘。そんなわけで、当然言及されるのがビギンズナイト。
 フィリップ救出。おやっさんの死。ダブルの誕生。その上、おやっさんを殺害したのは翔太郎自身? と、劇場公開に期待が膨らむ。
 翔太郎がおやっさんを殺した、と言うのが本当であれば、ビギンズナイトは、事件の詳細を翔太郎とフィリップが亜樹子に伝える、と言う形で進んでいくのか?

マスオさん/霧彦さん

 義理の家族に生ゴミみたいな目で見られるからって、翔太郎に自慢話を始める霧彦に吹くやら涙するやら。
 週に一度のお茶会なのに霧彦が同席できないと言う所に、扱いのひどさと言うか、軽さが垣間見える。
 それにしても翔太郎も翔太郎で、一度ウォッチャマンから聞いた通りのセールスマンが目の前にいて、しかも一度あっているのに忘れてるってどんな半熟クンだ。

スイーツ・ドーパント

 一瞬、メトロン星人かと思ったw
 それにしても凄い姿をしたドーパントで、さっぱり美味しそうに見えない。スイーツなのに。
 生クリーム(?)を自在に操る、と言う戦闘能力が高いのか低いのか今イチ判断がつかないドーパント。何せ食べ物なわけでして……。とりあえずモチベトリの親戚である事は確かだ(笑)。

ソニックシャフト

 右半身の動きが封じられて、翔太郎が自分の側で何とかするしかない! と言う事で選択したのがコレ。メタルシャフトにバットショットが合体し、超音波攻撃が可能になった形態。
 ソウルサイドのメモリは、ダブルに変身してなお、フィリップでしか起動できない様子。最初の使用者しかメモリを使えない、と言う設定は、やっぱりガイアメモリ全部に共通しているのか。
 属性を付加するのがソウルメモリなら、メモリガジェットはガジェット特有の能力をプラスできる様子。ガジェットのマキシマムドライブといい、『W』はアイテムを巧く見せてるなあ。

テラー・ドーパント、降臨

 ダブル、スイーツ・ドーパント、ナスカ・ドーパント。そして、陰からそっと見ている冴子。
 彼らの争いを耳にして、ついに園咲家家長・園咲パパがテラー・ドーパントに変身! ある意味、ダブルよりも「仮面」ライダーしてる大ホボスの登場!
正直、霧彦さんがビビったのも分かる。そもそも変身からしてオーラが違う! まさに戦慄のドーパント。こんなの、どうやって倒すのか。
 霧彦さん、下剋上は諦めて下さい(ぇえ)。

次回は

 犯人はこの中にいる!……なんだろう。この見ているだけで胃が痛くなるような感じ(苦笑)。