第三十二幕「牛折神」

ストーリー

 ある朝、榊原ヒロと言う少年が志葉家屋敷にやって来た。彼は禁断の力として封印されていた牛折神をシンケンジャーに使ってもらおうとやって来たのだが、丈瑠は危険すぎると取り合わない。
 しかしその頃、アクマロ配下のアヤカシ・ハッポウズがヒロを狙って動き出していた。

第一感想

 十臓復活フラグキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
 そして太夫再登場ー!
 シンケンジャーサイドもそうだが、外道衆サイドからは目が離せない! 決戦大一番からのバラエティ編(アクマロ登場編はダイゴヨウとかぶっちゃったし……)が終了し、ついに本格的に後半戦スタート!
 以下感想。

折神と眠る少年

 う、羨ましい……ッ(ギリギリ)!
 何あの猫団子ならぬ折神団子! 嗚呼、自分も折神達とごろごろしたい……!
 現在、根拠の無い話を振りかざす子どもでしかないヒロだが、ディスクを自作したり(=モヂカラがある)、海老折神を「新しいモヂカラ」と称したりと、何らかの才能がある事は確かな様子。

角笛の山

 モヂカラ発祥の地と呼ばれる場所。元々、志葉家もそこの山の出と呼ばれる……って、めちゃくちゃ重要な場所じゃないですか!
 元は志葉家も、山育ちの田舎者(?)だったのか。それがモヂカラを使って外道衆と戦う侍となって、そこに四家が家臣となって三百年……。ああ、それだけで凄く壮大な話に……!

牛折神

 モヂカラ発祥の地で偶然に近い形で生まれ、その危険性から現代まで封印されて来たと言う折神の元祖。
 源太の海老折神のように、明確な目的を持って造られていない故の暴走かどうかは分からないが、とにかく、危険で、なおかつ強力な折神。
 その危険性は、大ナナシ連中+シンケンオー+ダイカイオーを相手取ってもものともしないアクションを見れば一目瞭然。ミニチュアメインの映像で、セットを破壊して暴れまわる姿は、危険性を印象付ける映像で素敵だ。
 攻撃方法が射撃メインなのも恐ろしい。乗り手もいないのにあんなにバンバン撃てるって事は、その分、体にモヂカラがたっぷり詰まってるって事になるし。
 しかし、牛折神って、牛、と言うより牛車だよなあ……(笑)。ああ、だから「偶然に近い形で生まれた」のか? あれ? 牛を作ったのに牛車ができちゃった! みたいな。

大人達の言い分

 ヒロのお手製制御ディスクや根拠のない言い分だけでは、当然封印を解いたり、それを戦力としてカウントできたりはできない。
 そんな冷静でもっともな物言いをする丈瑠やヒロの祖父である藤次。
 それも、シンケンジャーや、牛折神の危険性を知る藤次の「誰かのために戦う/守る」と言う信念があればこそ。
 牛折神暴走の際も、最後までヒロの事を案じていた丈瑠が素敵だ。

居合斬り

 ハッポウズの火球を久々にお披露目されたシンケンゴールドの居合いが炸裂! ダイゴヨウもいいけれど、やっぱりコイツもいい! と再確認されたアクション。
 家を飛び出したヒロを源太が任されるなど、「六人目」ぶりを発揮している源太だった。

次回は

 牛折神に外道衆サイドと、色々な意味で見逃せない後半戦!