第三十一幕「恐竜折神」
ストーリー
ある日、ゴールド寿司に看護師・彩がやって来る。外道衆に病院を占拠され、入院中の子ども・竜也も捕まっていると言う。
丈瑠達は彩が逃げる時に使った地下道から病院に潜入する事にするが、それは生き残っていたクサレ外道衆の一人・アゼミドロの罠だった。
第一感想
クサレ外道衆、恐竜折神、再び! 等等見どころは多数だが、まずこれから言わねばらない。
猫殿、再びっっ!!
まさか猫殿がまたこの目にする事ができようとは……! それがし、感動でこざる(誰だよ)!
以下感想。
不満たらたらのシタリ
太夫が消え、入れ替わりにアクマロがやって来た事で不満たらたらのシタリ。
知恵袋キャラでかぶっている上、アクマロの方が戦闘能力や手下の数ではシタリを上回っているのだから当然面白くない。
そんなシタリは、三途の川の底から夏に復活したクサレ外道衆の生き残り・アゼミドロを引き上げ、巻き返しを図る。シタリ……やっぱりアクマロの事は面白くないのかw
対してアクマロは余裕綽綽、「調べ物がある」とかでシタリの策をあっさりスルー。太夫や十臓の再登場と共に、アクマロ達外道衆側のドラマも大きく動き出しそうだ。
窓口・源太
彩に対して物凄く格好つけてる源太とダイゴヨウに吹いたwww
お前ら、やってる事いっしょじゃん! さ、さすがは分身……っ!
ゴールド寿司にシンケンジャーを探してやって来る姿は、まるで銀行の窓口のようである。まあ、源太は町人キャラなので、相談窓口としてはうってつけなのかも知れない。
丈瑠、最大の危機
丈瑠「お前達、全員で俺を潰そうとしているのか……!?」
無駄にシリアスな声で何してるのかと思ったら、七並べですかwwwww
負けたら顔に墨で落書きと、ムダに厳しい罰ゲーム付き。丈瑠や流ノ介はその世間知らずぶりからか、集中砲火を受けている様子。ううむ、殿、かわええwwwww
おまけにここで猫殿復活! にゃー! スタッフさん、貴方達は最高です!
地下道の罠
彩が提示した、病院の真下まで抜けられる地下道。だがそれは、竜也を人質にされた彩がついた嘘。アゼミドロの罠であり、地下道にはクサレナナシ連中が大量に待ち構えていた!
しかしそんな事、シンケンジャーは百も承知。そんな罠の可能性を承知で、人質を危険にさらさないようにあえて罠を突っ切る道を選んだのだ!
どんな危険な道であっても、そこに人の命がかかっていれば罠であっても突破する。そんなシンケンジャーイズムに拍手喝采っ!
ハイパーシンケンレッド、参る!
劇場版以来の登場となるハイパーシンケンレッド、本編にもついに登場!
相変わらずクサレ外道衆相手には恐ろしい強さを発揮するキョウリュウマルで、クサレナナシ連中を一掃! 元々、恐竜折神はクサレ外道衆を倒すためのアイテムなのでさもありなん。
しかし、『W』を観た後だと、ふと、ルナメモリとの関連を疑ってしまうアイテムである(笑)。
ディスクを渡すのがダイゴヨウであるのも面白かったが、そこで一度間違えちゃうお約束にはやはり吹いたw
クサレ外道衆・アゼミドロ
クサレアヤカシのアゼミドロ。武人肌だったマンプクとは違い、病院を占拠し、子どもを人質に取り、彩を使って罠を仕掛ける等、奸智に長けたアヤカシだった。
しかしそこはたかが生き残りの哀しさか、妙なスケールの小ささが目立つ哀しい奴でもあった。
何だ、あの陣のショボさは……ッッ。ダイテンクウであっさり吹き飛ばされた時には、違う意味で哀しくなった。そりゃ、夏の陣にも出陣できなかったはずだよ……。
シンケンジャーと言う侍達
今回のエピソードで改めて描かれたのは、シンケンジャーとはどういう存在か、と言う事だった。
弱き人々を外道衆から守るためならば、例え罠であろうと真正面から突破する。誰かを助けるためならば、どんな敵にも負けはしない! と言うシンケンジャーとしての強さ。
一方で、「志葉丈瑠」個人が、これまでの家臣達との触れ合いの中でどう変わっていったか、を示すエピソードでもあった。
これまでの丈瑠なら七並べなんてしようともしなかっただろうけれど、今ではそんな遊びを柔軟に受け入れる事も出来る。ただ使命のために戦うのではなく、ある種の余裕を持って、生きている事が出来ている。
人間として柔らかく成長した、そんな丈瑠の姿が感慨深い。
次回は
新たな折神、牛折神現る!