最終話「世界の破壊者」
ストーリー
ライダー達を圧倒したスーパーアポロガイストは、夏海を連れ去ってしまう。夏海を救いだそうとする士だったが、ブレイド・キングフォームに変身した剣崎一真から「世界崩壊を防ぐにはディケイドを排除するしか無い」と攻撃を受けてしまうのだった。
第一感想
『仮面ライダーディケイド』TV放送終了! 続きは劇場で!
この前「『仮面ライダー』で「序章」とかついてたら続かなさそう」とか言ってたらほんとにそんな終わり方になってしまったー! いや、劇場版があるからいいのだが。
ふと、『スカルマン』だとか原作版『仮面ライダー』だとかのラストシーンを連想してしまったのはここだけの秘密だw
以下感想。
強いぞ! スーパーアポロガイスト
ブレイドの世界のライダー達が消えてしまったとはいえ、ライダー軍団相手に終始有利に戦っていたスーパーアポロガイスト。さすがスーパーアポロガイスト! スーパーがついたのは伊達じゃない!
その上、夏海を花嫁とすべく、誘拐までしてしまう! さすがスーパー! 迷惑の度合が違う! って言うかあーた、ついさっき結婚したばっかじゃないですかwwwww
しかし、おそらく知らないのだろうとは言え、「ディケイドを止める事が出来る唯一の存在」である夏海を花嫁にしようとするのは……いやはや、さすがスーパー。よい嗅覚です。
しかし、『ディケイド』放送した当時、まさかアポロガイストがラスボスになるとは夢にも思わなかった……(笑)。
剣崎一真/仮面ライダーブレイド・キングフォーム
剣崎いいいいいっ!
いやあ、変身した瞬間リアルで叫んだ。
第二のジョーカーとなった後、リアル「オ・レ・ハ・ミ・カ・タ・ダ」をやっていた剣崎が、何年ぶりかにブレイドに変身! それも、金色のオリハルコンエレメントをくぐり、直接キングフォームにッ!
スペードスート一三体のアンデッドと融合し、第二のジョーカーとなった剣崎だけに、この直接キングフォームは……「有り」だと思います!
でも、あの負け知らずの最強フォームにいきなり変身って、チートってレベルじゃないよ!
復活! 怪人軍団
スーパーアポロガイストの手により、復活した怪人軍団。それぞれ九つの世界を巡った中で倒されたボスから選出されているが、その中にガミオと牛鬼がいないのはちょっと深い。
何て言うか、あの二体は復活したらドラマが台無しだもんね……。と言うか、パラドキサアンデッドは、厳密に言えば死なないはずだし、しかも一時期、ライダーだった事も(苦笑)。
そして、がっちり怪人軍団を復活させた上で決闘状を送るスーパーアポロガイストがマジで外道すぎるw
主張と苦悩
リ・イマジネーションライダー年少組のワタルとアスム。二人は剣崎の言葉に従って、ディケイド=士を世界から排除しようとする。
当然助けに入ろうとするユウスケだったが、士に味方する事が、世界崩壊につながる事を指摘され、悩みの余り助けに入る事が出来ない。
八代刑事は死んでしまったが、彼女が命を賭して戦った自らの(クウガの)世界。もう一人の姐さんと、ショウイチが共に生きているアギトの世界……。等等、単純に士の味方をするには、ユウスケは旅を重ねすぎてしまった。
仲間のために、ディケイドに味方できるのか? と言う命題がユウスケにつきつけられる。ここでこうこられると、やっとユウスケの存在意義が出て来て嬉しい(ヲイ)……!
大ショッカー秘密基地
秘密基地、と言うか城、では無く、別の所にいると言うスーパーアポロガイストと夏海。
劇場版はシリーズ通しての最終話、と言う話だったが、もうこの時点ですでに劇場版はパラレルになってるのじゃないのかしら? と思えてならない。
てかあの城があるって事は、ここ「ライダー大戦の世界」じゃなくて「士の世界」じゃねーかっ!
大樹、ついに告白
「士を倒せるのは自分だけ。それこそが最高のお宝なんだ」
ついにガチ☆告白っ!
ナマコだの邪魔してやるだの、みんな好意の裏返しでしたとさ。しかしそんな大樹のガチ告白に目もくれず、士は嫁を助けに行こうとするし、後を頼むだの散々な物言い。
大樹が泥棒じゃなく、どんどん単なる都合のいい男になっているような……。いや、よそう。こんな腐った物の見方は(もう遅いよ)。
そんな大樹、鳴滝に貰ったディエンドのパワーアップカードで士とランデブー。鳴滝のやる事成す事全部裏目で泣いた。
夏海のドレス
ライダー大戦時の夏海のドレスは、スーパーアポロガイストとの結婚衣装でした。
誰がそんなもん予想できるかwwwwwww
ライダー軍団対スーパーアポロガイスト軍団
夏海を助けるためにライダーカード投げも颯爽と現れた士=ディケイド。それについて来た大樹=ディエンド。旅を通じ、破壊の未来を変えるため参戦するユウスケ=クウガ。
そして、その旅に世界の未来を賭けたワタル=キバとアスム=響鬼。
ライダー軍団とスーパーアポロガイスト率いる怪人軍団との死闘が始まった!
最後がディエンドとのダブル攻撃だとか、スーパーアポロガイストがスーパーになっても「世界にとって最高に迷惑な奴となるのだ!」「宇宙で最も迷惑な奴として蘇るのだ」等等、最後まで潔く開き直ってくれたのはよかった。
しかし、仮にも「響鬼」が変身する時に「変身!」とか叫んじゃいけません……(そこかよ)!
勃発! 第二次ライダー大戦
スーパーアポロガイストを倒したにも関わらず、消滅してしまうキバと響鬼。
そこに現れるのは渡と剣崎。
渡曰く、「ディケイドは世界を破壊するはずだったのに、逆に仲間にしてしまったのは大きな間違いだった」との事。
士の旅は送り出した本人から全否定され、世界融合の原因であるディケイドを倒すため、平成ライダーが全員登場! どこからかビームも飛んできて、第二次ライダー大戦、勃発!
その上、士をかばって死んだユウスケは、キバーラに噛まれた事でアルティメットクウガ(凄まじき戦士)に変貌してしまう!
数こそ少ないものの、最強フォームが二人もいると言う過酷な大戦。そこに終幕を下したのは、本来参戦していなかったディエンドの一発だった!
そしてここで続きは映画で! って事で『仮面ライダーディケイド』終了!
世界だけで無く視聴者の心も弄ぶとは……おのれディケイドぉ(鳴滝っぽく)!
続きは劇場版で!
「もう一人の士」「仮面ライダーキバーラ」「ネガの世界よろしくミリタリーな夏海」と、気になる要素溢れた劇場版予告。
- オリジナル世界とリ・イマジネーション世界との関連。
- キバの世界の住人だったはずのキバーラが消えずに残ってる!
- 夏海の持つ力とは?
などなど、数々の謎は、はたしてどこまで解明されるのだろうか。劇場版では本編もびっくりの超絶ライダー大戦が繰り広げられる予感で今からドキドキ!
総評(現在まで)
平成ライダー一〇年を総括し、次なる一〇年への飛躍のために作られた『仮面ライダーディケイド』。
短い期間ながら、大いに話題を振りまき、ライダーファンを熱狂に叩き込んだ作品となった。リ・イマジネーションに対する不安や、メインライターの降板。「お祭り」故の不合理・不条理等、色々悶着はあったりしたが、それでもここまで「お祭り」作品を盛り上げ、作り抜いたスタッフ・キャストの力量には舌を巻くばかり。
とりあえず、本当の総評は完結編となる劇場版が終わってから。
ひとまず、スタッフ、キャストの皆様はお疲れ様でした! 劇場版、期待しております!