第二十六幕「決戦大一番」

第一感想

 ストーリーは抜きの省略版で。
 丈瑠対十臓、ここに成る!
 どちらの勝負運が悪いのか、今までずっと時期じゃなかったり邪魔ばかり入っていたこの二人の戦いがここに実現!
 以下感想。

今週の外道達(男サイド)

 丈瑠と戦うため、脅しをかけるように「来なければ人を斬る。一〇人や二〇人で足りるかどうか……」と言ってくる十臓。
 ユメバクラに対し、「まどろっこしい。人間喰いたきゃ、そのまま喰え!」等と言うドウコク。
 朝も早から見ていてお腹にずどんと来る外道達だった。男連中、心の底からそう思ってるのが怖いよ!

茉子と太夫

 太夫の過去を見たせいで、太夫を斬る事に迷った結果、ことはに怪我を負わせてしまった茉子。「甘い」と指摘され、茉子は自ら料理の本をゴミ箱へ。しかしジイの手から、再び料理本は帰って来る。
 一方の太夫。男が変化した三味線を一度は手放して消えようかとも思ったが、十臓の「誰が綺麗に消えたいものか」と言うあまりにストレートな欲望を目の当たりにし、自身の未練を改めて強く自覚。三味線を決して手放すまいとするのだった。
 人が迷った時、苦しんだ時、本人がどうしようもない時には、周りにいてくれる人が助けてくれる事もある。と言う事が分かる二人の対比。
 しかし、その「助かり方」に二人の間には天と地ほどの開きが……orz

流ノ介、家臣筆頭として

 十臓との決闘に赴かんとする丈瑠に対し、「簡単に危険に飛び込みすぎている」とついに指摘する流ノ介。
 しかし丈瑠は、「十臓を止めるためには自分が行くしか無い」と言う正論と、「一人の侍として戦いたい」と言う願望を盾に聞こうともしない。
 ある意味で、丈瑠の外道化フラグがばっちり立った瞬間であるような気もするが、そうはさせないのが流ノ介。
 ガチガチの純粋培養侍(家臣)だった彼が、「一人の侍」として丈瑠の気持ちを推し量れるようになったのは大きな進歩であり、丈瑠にとっての大きな共感? となった。
 その証として、インロウマルを流ノ介に手渡す丈瑠。丈瑠の信頼や「人間として帰って来る」と言う約束の証であると同様に、十臓戦ではパワーアップも無い純粋な剣技の戦いとなる事が分かり、驚嘆した一幕。

スーパーシンケンブル

 託されたインロウマルで、シンケンブルーはスーパーシンケンブルーにパワーアップ!
 スーパーシンケンレッドと違い、いかにも流ノ介らしい華やかなアクションが見もの。

シンケンレッド対不破十臓

 満を持しての決闘開始!
 ある意味感想だとか何だとか必要無く、二人の、そしてスーツアクターさんの華麗な剣技と殺陣に見入れ! と言った具合の戦いだった。
 シンケンレッドの足を払ってひたすら突きの連続! な十臓のダーティーさとか(まあ、剣術では日常茶飯事なのだが)、懐に入るためにわざと刺されたシンケンレッド! 等等、とにかく素晴らしいアクションだった。
 戦いの結果敗れ、海へと落ちていった十臓。アヤカシの弱点である水に落ちていっただけに、生存は絶望的だが、十臓は半分人間だからあるいは……?
 とにかく、これで十臓が終わり、と言う事も無いだろう。またひょっこり現われて、丈瑠や太夫にラブコールしてくるんだろうなあ(笑)。

次回は

 と、殿が猫にー(笑)! 手首の曲げ具合が絶妙で困るw