『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』
第一感想
まさに合戦! って感じの銀幕版だった。
マンプクを討つべく、クサレナナシ共の軍団を名乗り上げつつ馬で突っ込んでいくシーンはまさに鳥肌もの。ちょっと尺が短かったものの、その分「最初から最後までクライマックスだぜ!」ってな感じで楽しめた一作だった。
以下感想。
敗北から始まる物語
クサレ外道衆一万に対し、シンケンジャーはたった六人。敗色濃厚な状況から始まるストーリーは、外道衆との戦いとはまた違った悲壮感に満ちて痛々しい。さっそくエビゾーも出撃不可能になっちゃうしなあ……。
クサレ外道衆
脂目マンプクを頭目とする、外道衆の中の外道衆と謳われるクサレ外道衆。
最大の特徴が、外道衆と違い、大半がクサレナナシ連中で構成された「軍隊」然としている所だろう。むらっけのあるアヤカシ連中を戦力の中核に備える外道衆と、そこが最大の違いだと思う。
これを「マンプクがアヤカシもロクに縛る事ができない(クサレノサカマタのみ)奴」と取るか「クサレナナシを軍団化した頭のいい奴」と取るかは、視聴者の自由なんでしょうな(笑)。
志葉烈堂/初代シンケンレッド
モヂカラを作り出し、外道衆と戦った初代シンケンレッド/志葉烈堂。赤い陣羽織がなかなかかぶいております(笑)。
潜入作戦
クサレ外道衆を倒すためには、烈堂が作りだした初代秘伝ディスクが必要となる。しかしディスクがある神社は、敵陣のただ中であった。そこで「こういうのには、少しズレてた方がいい」と流ノ介とことはに作戦立案の命が下る!
流ノ介の「あ、そう?」に大爆笑wwww
そして考案された作戦とは、クサレナナシの格好をして酒をふるまい、酔わせて眠らせる、と言うもの。
これ、どこのヤマタノオロチ退治? しかも、クサレナナシコスはダンボールで製作!? ちょwwwwそこはせめてモヂカラ使ってwwwww
騎馬戦
銀幕版最大の見所が、クサレ外道衆の中を馬で駆け抜けていくこのシーン! 名乗りを上げながら突撃していく姿が、もう第一感想でも書いたがかっこいいのなんのって!
雑誌のインタビューで「馬が怯えた」と書いてあったが、それも納得の大迫力であった。
シンケンゴールドVS十臓
源太と十臓、因縁深い対決がTV本編に先がけ劇場版で実現!
それにしても、十臓が戦う理由が酷過ぎる。
「マンプク如きに(シンケンレッドが)倒されるくらいなら、自分が先に倒す」
って、そこはマンプクに倒されたくないからシンケンジャーに加勢する、にしておけよw
やっぱりこの男も、外道なんだなあ。
力のありか
見つけたものの、結局、烈堂からのメッセージ以外何も残っていなかった初代秘伝ディスク。
しかし幼い姉弟の想いを受けてマンプクの前までたどりついたシンケンレッドが見たもの。それは、マンプクの体に刻まれた「力」のモヂカラ。そう、ディスクの「力」は、マンプクの体に存在していたのだ!
例え切り札が存在しなくても、その時代のシンケンジャーが人を守るため、命を捨てる事無くクサレ外道衆と戦う事になれば、必ずこの「力」を獲得できる……と言う烈堂の思惑があったのかも知れない。
キョウリュウマル/恐竜折神/キョウリュウシンケンオー
初代秘伝ディスクの効果により姿を現した切り札・キョウリュウマル。シンケンマルが変形した姿は、折神でもあり、また烈火大斬刀のような個人武器のようにも見える。折神と個人武器、その二つの原型とでも言うべき武器か……?
とかく、クサレ外道衆との戦いを左右する武器だけあり、その力は反則もの! シンケンレッドも赤い陣羽織をはおった姿にパワーアップ! スーパー化、と言うよりは、烈堂の力を受け継いだ、と言う色の方が強いかな?
おまけに、シンケンオーにも武器として合体可能! って、形がそのまんますぎるwwwww
マンプク、二の目の姿
二の目になり、真の姿を現したマンプク。マンプククラスのアヤカシになると、一の目と二の目で姿が違う、と言う事もあるのか……。はっ、まさかドウコクも!?
勝利の三本締め
劇場版だからか、長いw
ED
「みんなで一緒に歌おう!」と言う誘いに、隣の席に座っていたお子様も歌ってました。
必死で六人目をアピールする源太にちょっと笑ったw