第28話「アマゾン、トモダチ」

第一感想

 ストーリーは抜きの省略版で。
 まさに「大ショッカー最高!」だった第28話。
 ディエンドの世界編同様、大ショッカーに支配された世界。だが、それがいかにも特撮的な洗脳では無く、「教育と言う名の洗脳」によって支配された世界であると言う事実が、何より恐ろしかったエピソードだった。
 以下感想。

アマゾンの世界

 士達がやって来たのは、アマゾンの世界。しかしそこは、すでに大ショッカーに占領され、大ショッカーは味方で正義。仮面ライダーは敵で悪と教育された世界だった。
イーッ!」と戦闘員よろしく挨拶を交わす人々こそ可笑しいが、ライダーでは無く怪人を応援する人々。反乱分子と見れば即座に通報し、隣人を疑う人々。何の容疑も無い市民を連行する国家権力……。と、 ぞっとするような世界でもある。

仮面ライダーアマゾン

 士同様、安住の地を求めて旅を続けてきた野性児。同じく世界に拒絶され、その上マサヒコに裏切られと、純粋なアマゾンハートは崩壊寸前である。
 しかし、「どっちも怪人に見える」だとか「タレ目のライダー」とか散々な言われようだw
 ライダーも怪人も、どっちも同じ存在なんだぞお前らー。特にクウガなんて、ン・ダグバ・ゼバの劣化コピーとか言われても仕方ないんだぞー。

大ショッカースクールとマサヒコ

 この世界の恐ろしさを一番に表しているのが、この二つだと個人的には思う。
 子どもにを自分達の都合のいいように教育し、使い勝手のいい駒に仕立て上げる大ショッカー。そして、そんな教育の嘘に気がつきもせず、捨て駒にされてもなお、大ショッカーに助けてもらおうとアマゾンを騙し、ギギの腕輪を盗んでしまったマサヒコ。
 教育とは、かくも恐ろしい。子どもを利用するのは最も汚らしい悪。だと再確認させられる一幕である。
 最も、現在の社会教育にどっぷりつかって、社会維持のための歯車になっている自分が言っても、虚しいだけなのだが(ヲイ)。

「変身!」(一回目)

 士、それカードじゃなくてボールwwwww

今週の大樹

 怪盗らしく、あちらこちらに隠れて盗み聞きしていた大樹。しかし、今回は「嬉しいな。僕の気配を感じてくれて」だの、また、こう、エロイ発言が……www
 大樹、士のハートをいただくために猛烈アタック継続中?

今週の鳴滝さん

 いつの間にか、「大ショッカーと戦う男」な匂いがする鳴滝さん。しかし、その後に「これもすべてディケイドのせいだ」って続くので、もう相変わらずとしか言いようがないw

モグラ獣人、栄次郎

 モグラ獣人ネタどーしても入れたかったのねw
 しかし、栄次郎さんって有効活用される時とされない時の落差が酷過ぎるw
 まあ、ロクに役に立った事って無いけれど(コラ)。

トリプルライダー、変身!

「変身!」カメンライド ディケイド!
「変身!」シャキーン
「アーマーゾーン!」
 なんて、カオスな……w

イケメンに変身! 十面鬼

 何と言っても驚きのリ・イマジネーションがこの十面鬼だろう。あの真っ赤な梅干しみたいなのが、こんな超古代文明臭漂わせるイケメンに……ッ!
 しかも、平成一〇ライダーの能力を身に宿し、カウンター攻撃を仕掛けると言うディケイドのお株を奪うような能力まで披露! こ、これは凄い!
 もう十面鬼ユム・キミルとか言う名前からしてシャレてるもんなあ……。
 あ、そう言えばクウガ、久々に変身したと思ったらまたカマセに(思いだすな)。

ぶっちゃけ、アポロガイスト

アポロガイスト私は全人類にとって、とても迷惑な存在なのだ

 どんな開き直りなんですがアポロガイストさんwwwww
 ちょっとあーたぶっちゃけすぎですwwwww
 そんな物言いが士のカンに触ったのか、パーフェクターを目の前で破壊されてしまったからさあ大変! このままでは、アポロガイストの命が危ない(そっちかよ)!
 ディケイドとの戦いが終わった後、ションボリした顔でパーフェクターの破片を拾い集めるアポロガイストの姿が目に浮かぶようだ。
 とりあえず、破片全部集めて、鑑識の米沢さんに直してもらいましょうね(番組違ーう!)。