第17話「高く舞い上がれ、ヘリファルコン」
第一感想
今回はストーリー無しの省略版で。
『トミカヒーロー』シリーズは、こういう何でもないような単発エピソードが傑作なので油断ならない……っ!
ジェットファルコンのオマケみたいに思えるヘリファルコンだが、今回のエピソードを観ると、何かかっこよく見えてくるから不思議だ(ヲイ)。
以下感想。
恐怖のナツカゼエン
尋常ならざる高熱が体を蝕み、超火災を引き起こす咳で人間を苦しめる今回のナツカゼエン。
サカエン製の火炎魔人としては、これまでの中でも屈指の凶悪さ。しかしアイディアはジャカストの盗用って所がサカエンっぽいw
と言うか、幹部よりいいアイディアを持ってるジャカストって(笑)。立場ないなあ、サカエンw
タツヤの決断
ナツカゼエンを根本的に爆鎮するには、ワクチンが必要となる。ユウマとリツカによってワクチンが作られるが、その効果が火炎魔人に対して本当に有効か、そして人体にどんな影響を与えるかが分からないため、簡単に使う事が出来ない。
そんな状況を打破するため、タツヤが自らナツカゼエンに感染! 自分の体でワクチンを試して下さいと、自らの体を差し出すのだった。
この常識外れの無茶ぶりこそ、「1」の証! タツヤのこれまでの無茶ぶりが、ここにきて説得力を持って花開いた感じだ。
ジュンとヘリファルコン
自分の容姿がコンプレックスだったジュン。その反動で、ヘリファルコンに憧れていたが、ツバサに勝てるはずもないからヘリファルコンで妥協していたジュン。
しかしタツヤの無茶が、彼なりに「自分にできる事を精いっぱいやった結果」だった事を知り、ジュンとヘリファルコンのコンビネーションが炸裂する!
ヘリファルコンに小さなボディも、ジェットファルコンでは活動できない領域で活動できると言う利点がある。そんな自分にできる事を精いっぱいやる、と言うタツヤのスタンスを受け継いだジュンが、見事にナツカゼエンを爆鎮する!
ツバサとジュン。スカイチームの二人はタツヤがファイアー1である事が理解できなかったが、ジュンに関しては、これで疑問は氷解し、ちゃんと心が通じ合った仲間となったのだろう。
最初の「先輩」はいかにも「言ってやった」みたいな感に溢れていたが、後半の「先輩」のニュアンスは、正反対だったのだから。
しかし、タツヤが先輩って……不安です(苦笑)。
隊長の言葉
「自分の命をないがしろにする者に、レスキューはできない」
おお、初めて隊長らしい言葉……(コラ)!
しかし、タツヤに関して、これほど重い言葉は無いよなあ。タツヤは輝より、大淵に近い危なさと言うか、純粋さがあるから隊長の言葉が重い。
防災講座
何で花火? と思ったら、次回の伏線かw
ついに飛ぶのか、あの基地……!