第13話「学園はオレがまもる 笑顔の向こう側」

ストーリー

 情報管制センターがジャカエンに襲撃される。ジャカエンの標的となったのはタツヤが育った施設・ひまわり学園だった。ひまわり学園を襲撃したウカエンは火炎魔人ロボットエンを造り出し、学園を焼き払おうとするのだった。

第一感想

 一クール最後の話がコレって……やられたああああっ! もっていかれたあああっ! それはもう凄くいい意味でっ!
 一クールの真ん中でスーパーファイアードラゴンが出てきたのも、ユウマ、タマちゃん、リツカと個人エピソードが続いていたのも、この話のためだったのか……!
 やはり『トミカヒーロー』シリーズはあらゆる意味で油断ならぬ番組よ……!
 以下感想。

今週は「マジ」なウカエン

 情報管制センターからひまわり学園襲撃まで、今週は非常にマジだったジャカエン……特にウカエン。
 情報管制センター襲撃の際には、通信を妨害してタツヤの個人情報を強奪。
 ひまわり学園襲撃の際には、お誕生会の真っ最中に登場。先生を人質に取り、お誕生会をめちゃくちゃにし、さらに子どもにたっぷり嫌がらせ。
 自らロボットエンを「華麗に」操縦するなど、普段はおバカなウカエンがものすごく嫌な奴をやっていたのが印象的だった。そう言えばジャカストって、こういう容赦のない悪の組織の匂いがありました。
 ……いや、ネオテーラの時もそうだったが、普段からシャレにならない事やってたな。

タツヤの過去

 六歳の時に火事で両親を亡くし、以後二年間親戚に預けられていた。しかしその親戚は「愛に満ちた人」では無かったらしく、笑った事が無い子ども時代を送ったと言う。
 八歳の時にひまわり園に。その後レスキューの道を志し、レスキューファイアーに入隊して今に至る。
「火事で両親を喪って消防ってそんな単純な」とはチュウカエンならずとも思う所だが、逆に言うとそれほど幼い頃のタツヤにとってトラウマとなった事件、と言う事だったのだろう。
 先生との出会いで「辛い時こそ笑顔でいる」と学び、そこから現在の、いつも笑っている能天気な面が形成されていったらしい。
 ついに明らかになったタツヤの重い過去。タツヤがいつも「空気が読めない」言動は、実は親戚に預けられていた二年間の影響が大きかったのだろうか……。

Qスケのアシスト

 リツカとタマちゃんの目をタツヤ達から逸らすため、隊長の声真似でタツヤをサポート! しかし、あっさりバレる!
 Qスケ、頼りになるんだかならないんだか分らぬ奴よ(笑)。

スーパーファイアードラゴンVS巨大ロボットエン

 今週も冴えてたCGアクション!
 合体ビークル対巨大ロボなんて対決の奇妙な画が、スーパー戦隊シリーズ仮面ライダーには無い『トミカヒーロー』シリーズ独自路線の証か。
 スーパーファイアードラゴンもそうだが、無駄に気合い入ってるロボットエンにもう吹くのなんのって。こいつ、必要以上にかっこいいぜ……!

駆け抜けてゆくぜ BURNING HERO

 ひまわり園を結局は守る事が出来なかったタツヤ。しかしそこから、レスキューファイアーの皆と共にひまわり園の再建に励む事になる。
 かつての思い出を胸に、ひまわり園を笑顔で再建するタツヤ達。
 タツヤの笑顔や、「あーあの大工の皆さんはユウマが手配したのかなー」だとか、なんだかそういうのを考えるとニヤニヤしてしまう。
 レスキューファイアーが特定の施設の再建に手を貸すのはどうだとか何だとか、そんなのタツヤの笑顔を見ればどうでもいいんだよ! 細かい事は気にすんな! ってな気分になってしまった自分の完全敗北なのだった。
 今週のウカエンへのお仕置きは、視聴者の分を合わせて強烈ですヨ(笑)?

次回は

 新チーム登場! ゴーオンウイングスならぬレスキューウイングスですね、分かります(ぇー)。