第十九幕「侍心手習中」
ストーリー
晴れて六人目の侍としてシンケンジャーに参加した源太。しかしお調子者の源太を流ノ介だけは侍として認めようとしない。そこで源太は黒子に変装し、侍らしい生活を流ノ介から学ぼうとする。
一方その頃、シタリは人間世界に自分達の出島を作るべく暗躍していた。
第一感想
「どうだ見たか! これが一八話かけて培った、殿と私の信頼関係だ!」
と、幼馴染の源太に流ノ介がガツン! と見せつける話(ぇー)。
まあそれはともかくとしても、『シンケンジャー』の間にある信頼関係……「殿」と「家臣」の間のそれの強さを、まざまざと見せつけられた良エピソードであった。
以下感想。
新OP
OPに源太=シンケンゴールドが加入した新バージョンに。烏賊折神と海老折神が合体した新侍巨人の姿も登場し、これからに期待。
海老折神
桶の中でぶくぶくしててかわええwwww
そんな海老折神は、モヂカラの稽古をしている内に折神の構造が分かったと言う源太によるオリジナル折神。
源太曰く、「折神とは文字のプログラム」との事。現在、モヂカラを単語としてしか使用できないシンケンジャー五人と違い、まるで文章を書くが如くプログラムして折神を造り出す……まさに「天才」「職人」と言った単語がふさわしい、現在の陰陽師であると言えるだろう。
でもそれを、まるで携帯電話でメールを打つかのノリでやっちゃうのはどうかとwwwww ノ、ノリが軽いwwwww
まあ、古典に縛られるのではなく、古典を現在流にアレンジしちゃう所が、源太の「特殊な才」の表れなのかも知れない。
流と源の喧嘩
新たに加入した源太。その才や実力は(寿司の腕はともかく)誰もが認める所。
しかしそれに一人意義を唱えるのが流ノ介。家臣筆頭にして、シンケンジャーの中で最も侍らしい侍。侍純粋培養な流ノ介だからこそ、ぽっとでの、ノリの軽すぎる源太を侍として認める事が出来ない。
良くも悪くも「教科書通り」な流ノ介と、「型破り」な源太だからこそのトラブルだろう。決して、丈瑠と幼馴染である源太にヤキモチ妬いてるわけでは無い、はず(笑)。
今週の外道衆
なんかこう、久々に本気で「外道」! だった外道衆。朝も早からシャレにならない……!
ドウコクと太夫
船の中で、二人きり(正確に言えば違うが)のドウコクと太夫。シタリが外で色々活動中(それがドウコクのためにもなる事)を知り、ドウコクは上機嫌。
「つきあいの長い奴は気が利く」
との言だが、言外に、「お前もそうだよな」と言っているのがちょっと可愛いw ドウコク、本気で太夫に惚れてんだなぁ。
そんな太夫が十臓を手助けしてやってるとドウコクが知ったら……これはもう、確実に血を見る……!
シタリの策略
今週の外道筆頭! がシタリ。かつて三途の川とつながっていた古井戸を蘇らせ人間世界の出島とするべく、九人の女を殺して三途の川の呼び水にする、と言う恐るべき外道っぷりを見せつける!
ナナシ連中に女をさらわせて、三途の川の石で作った石斧で魂をあの世に行かせないだとか、本気で外道だよこのイカ……!
出島作りは阻止したが、次はどんな方法で封印の文字を探ろうとする事やら……。
源太、黒子扮装
「侍らしい生活」を流ノ介から学ぶため、黒子に扮装する源太。しかしまあ、何と存在感のある黒子……(笑)! 普段の黒子の皆様方の偉大さが分かる。
流ノ介の侍生活
モヂカラの稽古。ランニングと、日常生活のほとんどを侍としての稽古に当てている流ノ介。しかしその中で、歌舞伎の修業を欠かしていない所が感慨深い。かつて茉子に教えられ、朔太郎に語ったように、外道衆を倒して歌舞伎も道に戻る、と言う事を流ノ介が諦めていない事が分かるシーンだ。
信頼しない侍
源太を侍と認めず、お客さん扱いしていた流ノ介。しかし源太の外道衆への怒りや、戦う覚悟を知り、ついにその一点で、源太を侍として認める流ノ介。
侍になって日の浅い源太。源太が侍として戦う覚悟がある! と流ノ介に見せる一方で、流ノ介から源太は、「信頼するのではなく、疑わず、ただ戦うのみ」と言う「殿」と「家臣」間における、強烈な関係性を学ぶのだった。
まさに「侍心手習中」と言うにふさわしいエピソードだった。
ぬるっと合体解除
ある意味、一番笑ったシーン。侍武装って、ぬるっと合体解除できるもんなのねwwwww
次回は
ことはの危機に、エビゾーが立つ!