矢野健太郎『BB戦士三国伝 英雄激突編(3)』

BB戦士三国伝 英雄激突編 (3) (角川コミックス・エース 213-3)

　ついに『三国伝』英雄激突編も最終巻！
　荒ぶる豪傑達の雄姿と矢野健太郎氏の魂が燃える加筆修正(+おまけ漫画)に全ファンが泣いた！

表紙

　表紙は翔烈帝としてパワーアップした劉備！　星凰剣を掲げる曹操！　そして傷つきながらも雄々しく前を向く周瑜！……あれ？　孫権は(笑)？

感想

　クライマックスとなる第三巻だけに、『三国志』にも負けぬ大戦の連続！
　小覇王・孫策と公式サイトカオス化の元凶の一人、郭嘉との激戦となる合肥攻め。
　そこからさらに未来への最終決戦たる赤壁の戦いへ！
　神火飛鳳の脅威。曹操のパワーアップ。翔烈帝への覚醒。そしてついに明らかになった司馬懿一派の目的。すべての戦いが終わり、時は流れてついに翔、機駕、轟による天下三分へ……と、怒涛の展開となる。
　明確な悪役であった董卓を倒せばよかった風雲豪傑編とは違い、それぞれの正義が激突した英雄激突編。それだけにドラマや戦場パートも濃く、充実した一巻だった。
　そして物語は、作者と主人公を変え、第三部『戦神決闘編』へと続く！
　矢野健太郎氏、マジでお疲れ様でした！